
近い将来、楽園で…
こんにちは。
いつもお読みくださりありがとうございます。
ハルマゲドンを生き残り、そして地上の楽園で永遠に生きる ━━━━━━━━
そんな思いを募らせ、この 「エホバの証人」の教えに信仰を持つ 高齢の母。
今から40年ほど前、伝道 (布教活動) の訪問で その女性の話に感銘を受けた母は、この宗教にどっぷりのめり込んだ。
続いて父も聖書研究することになり、そして私たち子供にも研究し、その教えに従うよう両親は強要した。
そして「この信仰をしたくないなら、今すぐこの家から出て行け」と。
私が、『偉大な教え手に聞き従う』というピンク色の書籍を用いて、開拓者の中年A姉妹と研究を始めてしばらくすると、母は私を伝道に連れ回し、週3回の集会の出席、そしてこれまで普通にやってきた事…
放課後に学校の友達と遊ぶ、誕生日会の参加やテレビなどが禁止になり、いわゆる 今では有名?な たくさんの厳しい規律を守るよう教えられ、日常生活が一変した。
当時の私は10歳だったが、その頃にはすでに二面性、ひねくれ思考、また 妙に冷静な子供だったのは、幼い頃からの機能不全家族育ちゆえなのか?
「近い将来、楽園で永遠に生きる? 今、こんな事までして 別に永遠に生きたいなんて思わない」
ずっとずっと私は 心の中で そう思っていた。
これを口に出せば 暴力決定だしね。
そして 口に出せないこの心に秘めた思いは、結局 20年という月日が経っても変わることは無く、信仰心を抱くことが無いまま この「エホバの証人」という組織から離れることになった。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
今から3,4年くらい前だろうか…。
改めて 母に聞いた事がある。
なぜ、エホバの証人になったのか。
すると母は、
「あんた達 (子供) がこの地に産まれて まだ数年しか生きていないのに、もうすぐ来るハルマゲドンで滅ぼされてしまうのはかわいそうだから、あんた達が永遠に生きられるために」
と。
…………はぁ?
私のため?
ならば、私はもうこの組織から離れているのに、なぜ母 (父) は 今もエホバの証人続けてるの?
それは口実で、結局は 自分のためじゃん。
エホバの証人の教義が 真実だと仮定して…、そもそも そんな母がハルマゲドンで救われるとでも思ってるの?
また、母と私が楽園に入れると仮定して…、母と一緒に 永遠に生きたくないわッ💦
などと、私の頭の中でいろんな思いが錯綜する。
が、もちろんこれは言えるわけもなく…。
高齢でも 暴力健在。
◇◇◇◇◇◇◇◇◇
今となっては、笑い話となる こんな出来事を思い出す。
私の研究司会者のA姉妹は
「ハルマゲドンが近いから、Hちゃん (私•10歳) が高校受験までには この世は無い無い!」
と、首を横に振る。
勉強嫌いな私には 朗報だった。
小学生の私は、素直にA姉妹の言葉を信じた。
あと5年以内にハルマゲドンが来る。ならば、この宗教をやるのも それまでの辛抱。
中学生になっても ろくに勉強もせず、不良仲間と遊び呆ける私。
そして3年生の一学期が過ぎて夏休みになり、同級生の皆は 夏期講習に通ったりして高校受験のために備えている。
それでも
「あれ? ハルマゲドンまだかなぁ?」
といまだ 余裕かましてる私。
そして二学期になり、このままではヤバい… とようやく気づいた私は、それはそれは 超〜焦って猛勉強したわ〰️💨(笑)
そして 高校も卒業し、あれからもう 30年もの月日が経ってる…
あれ ━━━━━━━━?
あれれれ?
ハルマゲドン まだ来てないんですけど?
一体 いつ来るの?
そして母は今日も、ハルマゲドンを生き残り そして 地上の楽園で永遠に生きることを夢見ている。
知らんけど。(笑)
最後までお読みいただき いつもありがとうございます。
#エホバの証人 #エホバの証人2世 #JW2世
#毒親育ち #宗教2世