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Workers 被災地に起つ

私のまちには映画館がある。

オーナーの宮島さんは私と同い年。彼から強く勧められた映画。ということで2日連続で映画館に通う。

ドキュメンタリー映画。労働者が集まって経営するってことかな。だから経営内容が話し合いで決まる。私の困りごとは誰かの困りごと。そこを解決するために協同しましょうってことかな。

副題にあるように被災地での困りごと、放課後の子ども、障がい児を預かってくれる場をつくるとか、お年寄りのよりどころをつくるとか、林業の復興をとおして地元を元気にするとか、そういう取り組みを丁寧に追いかけていた。

林業の復興をとおして地元を元気にするという宮城県登米市「REBORN FOREST登米」。ここでは、若いよそ者たちが、昔から林業で生業を立てていた先輩たちに習いながら、木を倒し、炭焼き小屋を作り、地域の中に少しずつ溶けこんで行く様子が描かれてあった。
その中で紹介されていた人口シュミレーションのサイトがあって、人口が減るってことは、こどもがいなくなるってことを地域の人に見せていた。

でも、このサイトのすごいところは、ここにどれくらい移住させることができれば、人口がどう動くかもシミレーションしてくれる。このREBORN FOREST登米がある地域では毎年1組のファミリーが移住してくれば、人口が維持できるという結果に、地域の人たちが限界集落になるしかないと思っていたのに、できることがあるかも?ってなるシーンがある。
データの使い方ってこういうことなんだよなって感心しました。

このことをきっかけによそ者若者集団のREBORN FOREST登米は、ワーカーズコープのネットワークをいかして、こどもたちを預かっているこども預かり事業をやってるところに声かけて、遠足を受け入れる。地域のオジィがそのガイドをして、「久しぶりに大勢の子どもたちをみた。中には手を繋いでくれる子もいた。この中から移り住んでくれたらって思ってるよ」みたいな感じのことを楽しそうに笑って話していました。

被災地に限らず、地域の困りごとはどこにでもあることで、それに向き合って何ができるか考えて行動して行くひとたがいるのは、前向きな気持ちになりました。

※映画はメモができないので、書いている内容は私の頭の中に残ったことになります。なので、真偽はわからないので、気になった方は是非自分の目で確かめてくださいね。

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