【書動】資本主義ハック
自分の役立ち度 ★★★(満点:書いてある通りだと思う。実行していくしかないですね。)
【購入動機】
著者:冨田和成さま 株式会社ZUU 代表取締役。2006年一橋大学卒業後 野村證券入社 2013年同社退職後 株式会社ZUU設立 2018年 東証マザーズに上場。
ZUUは、金融経済メディアを含む資産運用の総合プラットフォームを運営している。
私自身 現行の資本主義を新しい資本主義に変えていく必要があると考えており、
タイトルの「資本主義」というのがすぐに目に留まりました。
著者を見ると、ZUUの代表者の方であり、今 勢いのあるベンチャーの代表は、一体どう考えているのだろうと購入してみました。
私が、その時持っていたZUUのイメージは、
金融情報ベンチャーで代表者は野村證券出身、
短期に上場され、頭の回転が速く、仕事ができる優秀な人材が
多くいる。というものでした。
【読後行動】
本の表紙はポップな感じですが、
内容は、今の資本主義経済においてどう生きていけば良いかが、
専門的過ぎず、かと言って平易でもなく
勉強しているビジネスパーソン向けに、しっかり書かれてあります。
(※現在の資本主義をどうしていけばよいかという経済よりの
話しはありませんでした。やはり、この領域はエコノミスト領域ですかね)
この本にある内容は、高みを目指すビジネスパーソンは
必読です。
ここに書かれてある内容というのは、
私が長年ビジネスを通じて、こうなのかな? どうなのかな?と
自問自答しながら、ようやく気付いたようなことが断定的に書かれてあり、
著者は、若いのに成長のペースが速く、単純にすごいなと思う。
今の資本主義経済における
資産形成の選択肢は、
人的資本、金融資本、固定資本、事業資本の4つ。
私自身も、ここに行きついた時に、
感じたことは、
結局 資産形成するための方法は
大きな括りでもみても
4つほどしかない。
ということなのです。
若い時は、自分自身 未知なことが多すぎて、
方法はたくさんあるものの、自分が知らないだけだと。
早く、どんな方法があるのか知らなくてはと思い、
勉強しながら、ビジネスに取組んできた結果、
気付いたことは、
選択肢は そう多くはない
ということでした。
世の中に資産形成方法なんてものは無数にありそうですが、
そんなに多くないのです。
これからのビジネスパーソンは、
この本を読んで、今の資本主義での資産形成方法の
全体を見ることができれば、
自分のエネルギーを
どこに注ぐべきかがわかる。
当然、人それぞれ
注ぐポイントはちがうだろうが。
そして、この本にデータが掲載されているのですが、
富裕層の職業ランキングをみると
1位は、約3分の1で企業経営者
2位は、約10分の1で医者、歯医者
企業経営者とは、オーナー企業経営者のことであり、
資産形成という点において、
つまりは、事業資本なんです。
年収を上げるために取組むことは、それはそれで
重要なのですが、アメリカのような超高額報酬でも
もらわない限り資産形成は難しいということなのです。
そして、本の中に、
「アイデア構想に投資したい人が現れた瞬間、事業資本が生まれる」
とあります。
なるほど。
渋沢栄一さんも、そうだったらしいのですが、
事業家は、投資家から資金を投資していただいて
事業を推進していく。
つまりは、アイデアを事業化するため
投資家から資本を調達して、社会に役立つ事業を
展開していくことが、事業家の役割であり、
ひいては、みんなをハッピーになれるようにしていく。
私自身も日々精進、みんなの笑顔のために。
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