結構当たるもんなのか?
昔仕事で出会った方が姓名判断などしている方で、診てもらったことがあるのよ。
名前や生年月日で占われるみたいな感じだったのだが開口一番
「あなたは生地に縁がない」と言われた。
実際その時既に的中している状態で驚いたのを覚えている。
現在でもそうなのだが基本「出不精」で…
大きく移動することを嫌う傾向が強い。
知らないところには行きたがらないし、自分の意志で思い切って拠点を変えようとしたこともない。
だのに思い返せばとても遠いところまで来てしまった感がある。こうなってしまうのを見抜かれていたのか俺…
ただ「こんなんじゃなかった」みたいな気持ちが微塵もないのはどういうわけだろう?
ずるく考えればかなり上手く流れて来たのだろうなぁ。
俺が「好き」と思うことに何故もっと真剣に向き合えなかったのか?
俺がもっと大切に思わねばいけなかった人達を何故すごく悲しませてしまうようなことになってしまったのか?
俺が感じる心地よさを何故自分で守ろうとすることが出来なかったのか?
今更四の五の言っても始まらない…
出来なかったのだから。
これらがあって現在があるのだから、俺は諦めざるをえない。この終身刑のような思いがあるからこそ、の今なんだから。
臆病者の俺は今でも生地を訪れることも出来ずに「あの占いは当たっている」と思うだけだよ。
こんな回想が出来るのもすべて嫁さんのおかげだよ。
この感謝の気持ちを忘れた瞬間…俺は命を奪われるだろう。