50代、体内年齢テストをしてみた
職場で、体内年齢テストを希望者に無料でします、というので参加してきました。欧米の職場では健康診断等があるのはごくまれで、自己管理は自分でせよ、というスタンスが多いです。なので、こういう機会は利用しておかないと損です。
とはいえ、きちんとした健康診断ではなく、あくまでも体内年齢テストなので、身長と体重を測ったあと、体組成計でのチェックと血液検査をしただけですが、それでも健康管理への意識啓蒙には充分役立ちます。
実は、同様の検査はちょっと前にしていて、今回は2度目です。
昨年の夏、日本に客員研究員として滞在していた時に、受け入れ先の大学でタニタがキャンペーンをしていたので、学生に交じって検査をしてもらいました。なので、今回の職場でのテストは、個人的には、日本で受けた体内年齢テストの結果を再チェックする、という意図もありました。
体内年齢の検査結果
デンマークの職場での体内年齢検査には、それを専門にしているらしい組織から若い担当者が来ていました。地元デンマークの組織ですが、持ってきていたのはオムロンだったかパナソニックだったか、日本メーカーの体組成計です。
葉隠:「あ、日本製の測定器ですね」
担当者:「え、このブランド、日本のなんですか?」
海外市場における、昨今の日本企業の認知度の低さを象徴する返答です。
ま、それはいいんですが、検査結果は日本での検査結果とほぼ同じでした。なので、結果データは両方とも正確だと思います。
で、その結果ですが、まず BMI は 19.5。前回の日本での検査結果も同様でした。ここ何十年来、住む場所が変わっても、私の身長・体重はほぼ変化していません。20代の時はもうちょっと痩せてましたが、今はフツーに中肉中背です。でも、体重が比較的安定しているのは良いことだと思っています。
気になっていた骨量も平均値を上回っていました。乳製品をほとんど食べないわりには維持できているようです。
そして、肝心の代謝年齢(Metabolic age)は 40歳。これは日本で測った時もそうでした。ちなみに私はいま 55歳です。ひそかに30代の代謝年齢を期待してましたが、それはド厚かましいにもほどがあるというものです。
2度の検査ともに言われたのは、私は足の筋肉量がアスリート並みだとか。これは謎です。なんでかわかりません。走るのは嫌いなので、ジョギングなんぞはまったくしていません。
毎日している運動っぽいことをあえて挙げると、スクワット10回 x3セットを朝と晩に2回やる程度(なので、1日あたり合計60回)と、職場である大学まで自転車で通勤していることくらい。といっても、私は自分の研究室の近所に住んでいるので、通勤といっても自転車で片道7~8分、徒歩でも片道15分程度。それだけです。
うーん、そんなんで足腰が強くなるんだろうか。
察するに、贅肉が少ないので、比率的に数値が高くなっているだけではないかなと思います。
結局は日々の積み重ねかも
ありがたいことに、血圧と血液検査の結果も良好でした。
が、別にここで、検査結果をドヤろうとしているわけではありません。
今回の検査で感じたことを2点ほど書き留めておきたいと思います。
一つは、多分ちょっとした運動でも、習慣にして続けているとそれなりに効果はあるのだろうな、ということです。
なんでも、週に150分の適度な有酸素運動だけでも効果があるそうです。週に150分って、1日あたり20分程度です。1日おきなら1回40分。これに週2回程度の筋トレを加えると、なおいいとか。
ただし、健康な食生活をともなうことが大前提でしょうが。
二つ目は、上記の一つ目と相反するようですが、たとえ検査結果で体内年齢が若く保たれていようとも、当然、加齢とともに衰えてくることは多々あるので、油断は禁物である、ということです。
私の代謝年齢は、実際より15歳若いことになっていて、数値上は、少なくともこの1年ほどはそれを維持できていることになっていますが、実のところは、最近になってやたら肩がこるとか、やる気がでないとか、タッチタイピングのミスが多いとかが増えてきました。
こういう自覚症状が増えてきたのは、当然のこととはいえ、正直ちょっと不意をつかれた感じです。というのも、50代前半は余裕でしたから。体力の衰えというのは特に感じなかったし、更年期障害の症状もほとんどなかったので。(ひょっとして更年期障害が今から始まる、とかだったら嫌ですが)
思うに、実際の踏ん張りどころは、50代半ば以降からなのではないか、という気がします。今回の体内年齢テストの好結果に甘んじず、切磋琢磨したいと思います。
(下記のリンクは、50代・60代向けにお勧めの運動です。あいにく英語ですがご参考まで)