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人の話を「徹底的に聞く」ということ(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol45)

私の朝活

みなさんは朝活ってしておられますか?

私は毎朝、Clubhouseのシモトリマコトさんのゼロ秒思考のメモ書きルームに入って、メモ書きをしています。

統合失調症だけでなく、ADHD気質の私。このゼロ秒思考のメモ書きは、多動気味の脳の中を整理するのにとてもいいのです。ゼロ秒思考のメモ書きのやり方は、ネットなどでも検索できます。詳しく知りたいという方は、ぜひ赤羽雄二さんの著書をお読みください。

シモトリさんのルームの前には、Sasaさんが開いておられるルームにも入って、おしゃべりしたり、ラジオ体操をしたりしています。朝から、誰かの声が聞けるって、体を動かせるって、とてもいいですね。

最近は、Clubhouseのルームが始まるまでに約1時間、ウォーキングも始めました。


これが気持ちいいのです!
頭の中がスッキリします。体重も順調に落ちてきました。
毎日歩数計を見るのが楽しみです。

私の家は、鴨川と御所の間にあるという、ウォーキングするには好立地。なんで今までしなかったのだろう?なんか、もったいないことをしていたな。

これからも、頑張りすぎずに、楽しく朝活をしていこうと思います。


聞けるようになりつつある私

Clubhouseのシモトリさんのお部屋では、とてもたくさんの素敵な方達と出逢えました。Kyoko Iwataさんもそのお一人。

AI art クリエイターのKyoko さんは、赤羽雄二さんが提唱されている、人の話の聞き方であるアクティブリスニングのエヴァンジェリストです。何度かお会いしたこともあるのですが、とても素敵な方です。

わたしは、毎週月曜日にKyokoさんが開いておられる、Clubhouseのアクティブリスニング力を強化するルームにも入らせていただいています。

このルームのおかげで、以前は人の話が聞けずに、頭に浮かんだことを次々と話していた私でしたが、今は「ずいぶんと聞けるようになったのではないかな?」と思っています。

長男にも「おかんは話しやすいわ」と言ってもらえたし、次男は、「おかんと話すとホッとするわ」と言ってくれました。以前は二人から、「おかんと話すと、ほんまに疲れるわ~」と言われていたのです。そう、私、聞けるようになりつつあります。

アクティブリスニングについては、赤羽雄二さん著の「自己満足ではない『徹底的に聞く』技術」をお読みになって下さい。私は、この本で、大きく変わることができました。


毒親だった私

息子たち二人に、「話しやすい」「ホッとする」と言ってもらえるよようになれた私。二人の安全基地になれていたら、とても嬉しいです。

そんな私ですが、以前は完全に毒親でした。

特に長男に対しては、ひどい毒親でした。

「お兄ちゃんなんだから、我慢しなさい」
という言葉をよく言っていたし、何か話しかけてきても、
「今忙しいから、後でね」
と話を遮ることがしょっちゅうありました。

長男は5年生の時に、
「塾に行って勉強したい」と言い出しました。元夫や、夫のお友達でお寺の手伝いをして下さっていた方(元夫は僧侶なのです)と私とが分担して、塾への送り迎えをしたのですが、そんな風に「勉強したい」と彼が言ったのも、元夫や私を喜ばせたかったからなのではないかな?と今は思います。

本当はもっと話を聞いて欲しかったはずです。悔やんでも悔やみきれません。


思わぬチャレンジ

そんな長男は、色々と事情があって離婚して、今は実家に戻り、元夫の手伝いをしています。「自分」を取り戻して頑張っている長男。その彼が10月に、私のところに遊びに来てくれることになりました。

私にもだけど、92歳になる伯母にも「会っておきたい」と言ってくれています。とても優しいのです。

10月に長男が来たら、とにかく彼の話を「徹底的に聞く」、そう、「アクティブリスニングをしっかりしたい」と思っています。

そのことをKyokoさんにメッセージで送ったら、
「明日のClubhouseのアクティブリスニングのルーム、暮島さんがモデレーターをやってみない?」と。

「えー?できるかな?自信ないな」という私に、

「自信なんていらないから。やってみよう!」とKyokoさん。

えー?えー?えー?

そんなわけで、思わぬチャレンジをすることになりました。


みなさんの温かさに感謝

思わぬチャレンジと言いましたが、これすごいチャレンジでした、私にとって。

アクティブリスニングのエヴァンジェリストで、本当にそよ風のように人の話を聞くことができるKyokoさんの代りにモデレーターって、とてもハードルが高いチャレンジでした。

緊張してしまいました。すごく緊張してしまいました。

「そうなのですね」
「はい」
「なるほど」
その相づちを打つので精いっぱい。でも集中して話を聞きました。
こんなに集中して話を聞くのは初めてでした。

ガチガチにちに緊張している私を応援するために、Sasaさんや、Clubhouseの友達もスピーカー席に上がって、話してくれました。

もっと話を深堀したいのに、
「そうなのですね」
「はい」
「なるほど」
の相づちを繰り返すだけで精一杯だった私。奥が深いです、アクティブリスニング。

でもみなさん、
「話を聞いてもらって嬉しかった」
「ありがとう」
と言って下さいました。

Kyokoさんも、
「とても素敵だった」
と言って下さいました。

みなさんの温かさに感謝です。そしてチャレンジする機会を与えて下さったKyokoさんに感謝です。


人は孤独では生きていけない

赤羽雄二さんは、「自己満足ではない『徹底的に聞く』技術」の中でこう書いておられます。

「こちらが先入観を持たずに、心よりアクティブリスニングをしてあげさえすれば、警戒心が薄れてかなり短時間で心を開き、話し始めてくれます。

その瞬間に、誰でも活き活きとします。輝き始めます。

お金でもお世辞でもなく、『人としてあなたを尊重しています。大切だと思っていますよ』というメッセージが一瞬のうちに伝わるのだろうと想像しています。

これって、生きていて最上級に楽しいこと、嬉しいこと、また大切なことの1つではないでしょうか。」

そう、人って孤独では生きていけませんよね。孤独=孤毒です。人は話を聞いてもらえない時に、孤独感を感じるのではないでしょうか?たった一人でも、自分の話を真剣に聞いてくれる人がいたら、救われるのではないでしょうか?

今、私が仲間と共に頑張っている「心の安全基地づくり」。安全基地を作るには、人の話を「徹底的に聞くこと」が、何より大切なのだと、今回のチャレンジを通して、強く思いました。

最後まで読んで下さって、ありがとうございました。

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