思いがあるから(統合失調症の私のNPO法人設立奮闘記Vol35)

スタッフさんに感謝

火曜日は診察と面談でした。面談はクリニックの担当のスタッフさんと。スタッフさんとのお付き合いは10年以上になります。

パチンコ依存になったり、名古屋に逃亡したりと、めちゃくちゃだった私にずっと寄り添い続けてくれたスタッフさん。感謝しかありません。

ここまで私が回復できたのは、スタッフさんのおかげだと思います。

いつもやさしく、私の話に耳を傾けて下さるスタッフさん。時に厳しく注意もして下さいました。最近の私はとても安定しているので、注意されることはなくなっています。

スタッフさんと話すと、頭の中が整理されて、心もスッキリ!すごくホッとします。

「出逢えて良かったな~」としみじみと思います。

昨日も近況を報告したりと、楽しく話させていただきました。

今の介護補助の仕事の面接の時も、付き添って下さいました。おかげで安心して、面接に臨めました。

私が安定していて、仕事も順調に続いていることをとても喜んで下さっているスタッフさん。そんなスタッフさんに心から感謝です。


市民福祉ボランティアセンターに行ってきた

火曜日は、ひとまち交流館の中にある、市民福祉ボランティアセンターに行ってきました。左京区の社会福祉協議会の中の地域支え合い活動創出コーディネーターさんのおすすめで行ってきました。

とても感じのいい女性の職員さんが対応してくださいました。

イベントの告知を「ボランティアーズ」という月間の会報誌でしていただけたり、ホームページにも載せて下さったりできるということが分かりました。

また、市民福祉ボランティアセンターに団体登録したら、コピーが5円でできたりということも分かりました。Safe Space ほっこりの理事に聞いたら、みんなオッケーだったので、25日に団体登録の手続きに行ってきます。

その方に、「心つながるプロジェクト」についてもいろいろとお聞きしました。とても丁寧に教えてくださいました。

帰りに、ひとまち交流館の2階の市民活動総合センターにも寄りました。

NPO法人に関するとても興味深い講座が色々開講されることを教えていただいて、さっそく申し込みました。

ひとまち交流館は、本当に素敵な場所です。教えてくれた友達に心から感謝です。

思いがあるから

仕事も頑張っているし、家事も頑張っている私(掃除はイマイチだけど)。週に一回は伯母の家に行って、色々手伝いもしています。

その上で、NPO法人設立に向けてのことや、イベントの集客や、助成金の申請などをしています。こうやってブログも書き続けています。

なぜ頑張るのか?
なぜ頑張れるのか?

それは、「思い」があるからです。

「心の安全基地づくり」がしたいという「思い」があるからです。

私自身が統合失調症を発症したときに、安心して悩みを話せる人がいなくて、安心できる場もありませんでした。その自分自身の経験から、どうしても「心の安全基地づくり」をしたいのです。

私のそんな「思い」に、賛同してくれて、一緒に頑張ってくれる仲間にも出逢いました。仲間の胸にも「思い」があります。熱い思いです。

「自分の中に毒を持て」の中で、岡本太郎さんは、「燃えるようなYESがあるか?」ということを書いておられます。私の中にも仲間の中にも、燃えるようなYESがあります。確かにあります。

「思い」って、「燃えるようなYES」って、とても大切なものではないでしょうかそれは人を突き動かすのではないでしょうか?

今胸にあるこの「思い」を持ち続けたいです。そしてカタチにしていきたいです。


後に続く人のために・・・

私は介護施設で働いています。障害をオープンにした就労です。働き始めて3年目になります。

この仕事にも私は「思い」を持っています。

それは、「統合失調症や精神障害者の人の就労のチャンスを広げたい」というものです。

もし、私が仕事が全然できなかったら、「やっぱり、統合失調症の人はダメだよね」「やっぱり、精神障害の人はダメだよね」と思われてしまいます。それは、後に続く人のチャンスをつぶすことになってしまいます。

反対に私が一生懸命仕事をして、評価されたら、「統合失調症の人でも、こんなに頑張れるんだ」「精神障害者の人でも、こんなに頑張れるんだ」と思ってもらえるでしょう。それは、他の統合失調症の人たちや、精神障害の人たちのチャンスを広げることになると思うのです。

仕事ですから、もちろんしんどい時もあるし辛い事もあります。でも、私は「後に続く人のために」ということをいつも意識しています。そのことによって自分を鼓舞しています。


小さな一歩かもしれないけれど・・・

私や仲間は熱い思いを胸に、一歩一歩前に向かって歩んでいます。今は補助金申請や定款作りなどを頑張っています。

私たちの一歩は小さなものかもしれません。

「後に続く人のために」と思って働いているのも、ささやかなチャレンジかも知れません。

でも、そんな小さな一歩やささやかなチャレンジが、社会を動かすことってあるのじゃないかと思うのです。

理事の中には、難病を抱えている人もいます。私も統合失調症を抱えています。二人とも病気のせいで辛い思いをしたこともあります。

小さな一歩であっても、踏み出さなければ、現状は何も変わりません、変えていこうとするなら、一歩を踏み出さなくてはいけないと思います。

私も、理事の仲間も、これからも一歩、一歩と夢に向かって歩み続けていきます。

そう、「思い」をカタチにするために!
そう、「思い」を原動力にして!

最後まで読んで下さって、ありがとうございました

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