『永遠の昨日』(著:榎田尤利)感想

本はこちら↓ BL小説です。
永遠の昨日 (角川文庫)

17歳、同級生の満と浩一。
ふたりは正反対の性格ゆえに、強く惹かれあっている。
しかしある冬の朝、浩一はトラックにはねられてしまった。
頭を強く打ったはずなのに、何喰わぬ顔で立ち上がる浩一。
脈も鼓動もないけれど、いつものように笑う浩一は確かに「生きて」いて、
その矛盾を受け入れる満。
けれどクラスメートたちは、次第に浩一の存在を忘れ始め……。
生と死、性と青春が入り混じる、泣けて仕方がない思春期BL決定版。

Amazon 『永遠の昨日』内容紹介より
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まずは一言。
めちゃくちゃ泣けます!

後半は涙が止まらなくて、嗚咽を洩らしながら読みました。大切な恋人を失いたくない主人公、満の想いと、大切な恋人が幸せになってほしい主人公の恋人、浩一。互いへの恋心や愛情、優しさが温かくて、絶対に離れたくないという悲痛な思いに涙が止まりませんでした。今も書きながら思い出して視界が滲んでいます。
切なく悲しい物語ではありますが、人と人を繋ぐ物語でもあります。

辛くて堪らないけれど、それだけではない作品。
1時間で泣けて、2時間で読めます。

『永遠の昨日』は泣ける作品と宣伝されていまして、「他の作品(BLじゃない作品も)でさえ榎田先生の物語は登場人物たちへの試練や彼らの思いが心にくるのに、泣けると言われたらそれはそれはもう覚悟して読まねば」という気持ちで購入してから本日まで温めておりました。そしたらもう、子供のように声を上げて号泣する事に……。
バスタオルとティッシュ必須の作品です。

今、ドラマ化もしているらしいですよ!


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