マイクロニードルとは?肌から栄養は吸収されるのか?その②
みなさんマイクロニードルという言葉ご存知ですか?
マイクロニードル=小さい針?
約5年前から一部化粧品にて実用化され、流行に敏感なビジネスマンや美容家の間では常識となっている最新技術です。これを使えば、なんと肌から身体の中にあらゆる成分を届けることが可能になります!!
私も何度か使用したことがあるので、本記事の最後には実際に使用した感想もお伝えします!
肌のメカニズムの基礎知識
まずはじめに肌のメカニズムについて。
肌から栄養は吸収されるのか?その条件は?
この疑問については私が以前投稿したこの記事に詳しく書いていますので、こちらを見ていただくと理解が深まると思います。
↓
要するに
・分子量が1000以下であること
・その成分が疎水性であること(脂溶性が望ましい)
この2つの条件を満たせば特殊な技術を用いることなく肌から栄養を吸収することができます。
この条件を満たすのは下記
・ニコチン(分子量 162)
・ビタミンA(分子量 286)
・βカロチン(分子量536)
が代表例として挙げられます。
その一方、この条件を満たさない成分は
・コラーゲン(分子量 約30万)
・ヒアルロン酸(分子量 約100万)
・・・あれ?
この2つって私たちがよく使う化粧水に含まれている成分ですよね?
悲しい現実をお知らせします。
一般的な化粧水に含まれているこの2つの成分は肌の表皮から内部へは通常では浸透しません。アナタが毎日たっぷり使っている化粧水や乳液も表面に塗って、ただ空気中に蒸発しているだけです。
全く効果がないとは言いませんが、限りなく効果は0に近いです。
私も最初にこの事実を知ったときは、涙が出ました、、、
マイクロニードル
さてここで登場するのが今回の主役マイクロニードル!
結論から言うと、マイクロニードルとは溶解性の薬剤や成分を微細な針状にしたものです。
こんなかんじ↓
この針の大きさなんと、10~400μm(マイクロメートル)!!
一番小さいもので1mmの100分の1のサイズと言えば少しわかりやすいでしょうか。
この微細な針が肌に突き刺さり、徐々に溶けていくことで成分を肌の内部に浸透させていくのです。この針状になっている成分は全て溶けるので、微細な針が皮膚表面に残ることもないという素晴らしい技術です!
これを使えば、通常では難しいヒアルロン酸やコラーゲンといった成分も肌内部へ浸透させることが可能、、、素晴らしい。
もっと詳しく知りたい方はこちらから↓
マイクロニードルを使用した感想
でも針を身体に突き刺すのってなんか怖くないですか?
私も実は怖くて試したこと2回ほどしかないんですよね。笑
私が試したのはこの2つ。
痛み↓
貼るときは少しだけチクッとしますが、貼っている間は全然気になりませんでした!!
効果↓
正直全然わかりませんでした!!!笑
左の緑パッケージのほうはニキビに効くはずなのにニキビに貼ったら翌日治るどころかめちゃくちゃ大きくなって最悪だったし、
右の黄色パッケージのほうは肌が明るくなる?白くなる?みたいですが実感できず。笑
買ったはいいものの、特にニキビ用に至っては悪化したこともあり半年以上家の隅に放置されています、、、悲しい
よくあるステマの書き込みとは違い、私自身が効果を実感できなかったものは正直に書くことにしています!
アクロパスさんごめんなさい!!!
ただ、個人差はあるみたいなので興味がある方は購入して使用してみるのもいいかもしれません。
今後のマイクロニードルの動き
いま現在は化粧品分野のみでの商品化ですが、各製薬会社が競うようにこのマイクロニードルの医薬品化を進めているようです。
今後注射がなくなり、パッチ型のワクチンが開発される将来も遠くないかもしれません。これが実現すれば、設備の整っていない発展途上国でもワクチン接種が容易になり、感染症で亡くなる人数も大幅に減少するはずです。
こんな環境下にいる人たちもきちんと医療を受けれたらいいなと思い、最後にこの動画を貼っておきます。最後まで読んでいただき有難う御座いました。
いただいたサポートはさらなる肌研究費として活用させていただきます!!