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08/22「うわさにきく風2020-2021」 本番まで残り4日。

集中稽古

集中稽古も終盤。明日で稽古が終わる。
その事をどれくらい意識できたでしょうか。
なんだか。まだまだみんなと居れる気がするのに。
稽古は残り1回となってしまいました。

昨日の通し稽古の反省。
「集中を盾に、引き篭もらない」

通し稽古と聞くと、それは俳優のゲネプロであり。本番だ!って改めて構えてしまうのですが、なんてことはない。繰り返しやってきた事を、舞台上に乗っけるだけなのです。

ある方が「練習でできないことは本番ではできない」と断言していて。それに対して私は「稽古と本番は別物で、そのライブでしか出せない物がある」と真逆の考えていました。本番の方が「乗れる」みたいな考え方。その時に感じる自由さや伸びやかさ。それこそが「魅力」だと。その一瞬の輝きにこそ価値がある信じていたのです。

しかし、そうじゃないんだと。ようやく違う見方ができるようになって。
全ステージをちゃんと同じ物を届ける方が難しいことに気がつきました。

朝、何時に起きて。何を食べるか。
体の起こし方も。集中の仕方も。
ステージの上に持っていくために。
その日の気分ではいけないのです。

その日の前田隆成のコンディションと、役は関係ないのですから。
さて。振り返って。昨日はなんであんなに「引きこもりたい」ってなったのか。書いたとおり「集中してるよ」「話しかけないでね」みたいなオーラ全開で。よく無いよね。演劇を一人で作ってるつもりみたいな。

私はそんな共演者がいたら、ちょっと嫌だもの。
人にされて嫌なことはしない。反省です。

上記のことを、反省して稽古場に臨みました。
そしたら、みんなフワッと話しかけてくれる。

「一緒にやろーぜ」って言ってくれる依乃さん。
「ブログみてるよ〜」って言ってくれる加藤さん。
「マスコットみたい」って言ってくれた大和田さん。

他にもたくさん言葉をかけてくれるのに。
なのに。なんで自分から閉じる必要があるのか。
いっぱい救ってもらえてます。

そんな優しい人がいっぱい集まる「やみ・あがりシアター」です。
物語もとても優しくて。黄色くて。こんなにも温もりを感じれる場所。

明日は自分のためじゃなくて。みんなで作った「うわさにきく風」をいっぱいに感じて迎えたいと思います。

前田隆成

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