「一緒に物流をもっと良くしよう!」 運送会社の社長からいただく言葉も開発の力に
未来を熱く語る人たちと、ゼロ⇒イチのサービス開発がしたい!
以前はエンジニア向け人材サービスを提供する会社で、自社サービスの開発業務を行っていました。ただ私がその会社に入社した頃には既にサービスが軌道に乗りつつあり、既存プログラムの不具合対応や、サービスの裏側の改善を図るなどの改修開発がほとんど。サービスそのものをつくってみたい!ゼロからイチを生み出す設計プロセスに携わって技術の幅を広げたいと思ったのが転職の動機です。
ラクスルを知ったきっかけは、転職サービスのスカウトメール。ファーストコンタクトはCTOの泉で、面談では3年目を迎えて成長期を迎えていた「ハコベル」の話を聞きました。IT化が遅れている物流業界にどのように技術を持ち込むか?という話を含め、楽しそうに未来のビジョンを描いている姿を見て、ビジョンを熱く語れる人たちと一緒に開発ができたら最高に楽しそうだと思いました。
入社してすぐ、新サービス「ハコベルコネクト」の開発チームに参加
システム部は当社の各事業(印刷事業/広告事業/物流事業)を横断した開発業務を行っており、私は入社前の面談で話を聞いた物流事業(ハコベル)のフロントエンド開発を担当しています。入社した2018年の6月は、一般貨物事業者向けの配車管理・求貨求車ができる物流プラットフォーム「ハコベルコネクト」のリリースに向けて、開発中のタイミングにありました。既に構想は出来上がっていたものの、初めてサービスの新規開発に携わることができ、リリース時には今まで経験したことがない達成感を覚えました。
「ハコベルコネクト」はすでに運用段階に入り、現在は既存機能の改善や、新機能の追加など、サービスをより便利にする開発を行っています。エンジニアをはじめ、プロダクトマネージャー、カスタマーサポート、配車サポート、デザイナーなど、ハコベルのサービスに関わる人たちと一体になったサービス開発は、成長の場を求めていた私にとって貴重な経験となっています。
ハコベルのサービスを信頼し、期待してくれているユーザーがいる
ユーザーの生の声を聞けることもやりがいの一つになっています。エンジニアもビジネスチームのメンバーやプロダクトマネージャーと同行して運送会社に訪問する機会があります。実際にユーザーと話してみると、新しい発見がたくさんあります。
どんなパソコン・ブラウザを使っているのか?
オフィスソフトとシステムをどんな風に組み合わせているのか?
何時頃に誰がどんな作業をしているのか?
現場の働き方をベンチマークしつつ、どんな機能をつくるべきか?
どんなUIだと使いやすいか?などを企画・検討し、開発プロセスに反映しています。
これまで、訪問先の運送会社社長から「物流をもっと良くしよう!」というエールの言葉をいただいたこともありました。こうした言葉にふれるたびに、ハコベルのサービスに対する期待の大きさを実感し、エンジニアとしてのモチベーションがさらに高まります。
物流現場からの評価が根強い“紙の利便性”を超えていくチャレンジを
運送会社の現場を実際に見てみると、ドライバーの配車・スケジュール表を紙で運用している現場が依然として多いです。ほとんどの方々は「紙の方が柔軟に使えるから」と言います。紙を使った業務に慣れている現場に使ってもらうハードルを低くできるか、または別の価値を提供して使いたいと思ってもらえるか。
これはエンジニアとしてのチャレンジですね。 フロントエンジニアの役割は、見せ方やインタラクションの向上にひたすらこだわること。ハコベルのユーザーが、ストレスフリーでブラウジングできるWebアプリケーションの開発により一層磨きをかけていきたいですね。また、ユーザーを知る尽くすためにも開発側から主体的にアクションを起こし、現場の情報を汲み上げるための仕組みを作るなどの努力も必要だと感じています。
マネージャーとして、技術とコミュニケーションのバランスを磨きたい
現在はフロントエンド5名・サーバサイド5名の10名で構成されるハコベル開発チームのマネージャーを務めています。CTOからマネージャー就任を打診された時は、開発とはまったく異なるスキルが求められると思って少々迷いました。でも新しい業務領域を経験することで自分の成長につながると信じ、チャレンジしてみようと思いました。
ハコベルのサービスをより良くするためには、技術のみならず、ユーザーやチームメンバーとの対話力が大切になってきます。その点、私は技術とコミュニケーションのバランスがまだまだと感じています。チームのメンバーは優秀な方々ばかりなので、それぞれの強みを生かし、伸ばすチームづくりをしていけたらいいですね。また、エンジニアの採用につなげるためにも、ブログやSNSなどで情報を発信し、エンジニアチームの存在感を高める取り組みもしていこうと思っています。