
秋の庭からー毎年の手仕事は金木犀の香りの保管から
こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。
秋晴れが続いています。空気は乾燥していて、空は澄み切っていて、雲ひとつない青空に秋だなあ!と感じずにはいられない気候。
金木犀のお花の香りを長く楽しもうと、今年も手仕事頑張りました。
金木犀の花の香りを楽しむためのプロセス
金木犀の香りを楽しむ方法はたくさんあります。ありますが、とても面倒な作業があるのです。
簡単に動画をまとめてInstagramにあげましたが、花を枝から全て取り外して花茎をひとつひとつ取り除くという、作業があります。
これがもう、本当に大変。

しかし、この作業はタイミングも大切で、満開に咲いて香ってきたな。と思ったらすぐにその作業をしないと、どんどん花の香りは落ちてしまいます。
また、その花が乾いてしまうと花の香りはほとんどしなくなってします。そう、金木犀はただ単にドライにしても、香りはしなくなるんですよね。
半ドライにすることがポイント
自宅で楽しむなら、金木犀の香りを楽しむ方法は「半分ドライ」の状態で楽しむことがポイントです。
先ほど、取り外した花は、乾燥する前に半乾きにならない状況を作ります。
以前ご紹介した塩を使って作る「モイストポプリ」が一番手軽ですが、その他にシロップ漬け、白ワイン漬けにすると食用で活用することができます。
お菓子に入れたり、お茶に溶いて入れたり、ソーダで割っても良いですね。
もしくは、無水エタノールに漬けるとルームフレグランスのようにして使うこともできます。どれも香りが出るまで、瓶詰めにしてに1ヶ月ほど暗所で熟成させることが大切です。
1ヶ月ほどするとどんな香りになるかというと、とても芳醇な、酸味のないオレンジや柿のような甘くフルーティーな香りになります。
↓モイストポプリにしたものを、お茶殻パックに入れてお風呂に入れてバスソルトとして楽しむんですよ。
季節の手仕事
この季節の金木犀の保存については、ご紹介した通りちょっと手間がかかって沢山お花をいただいたからといっても、鮮度をキープしながらこの作業をやる時間を割くのは難しい。
だから、お友達にあげるほどたくさんはできないんですよね。
いつか、そうだ、この金木犀を沢山使ってワークショップとかやってみたいのですが、これはお花の時期が明確にできないので、急に開催!とかなってしまいそう。何せ、鮮度が命ですからね。
ひとまず、花が取れてすぐに楽しむなら「緑茶+金木犀の花」フワッとした優しい香りに癒されます。
あ、食用にする場合は、消毒などされていたりする樹の場合には、その消毒の種類や時期など。気になる方はよく調べてから自己責任で楽しんでください。

まとめー新鮮な何かにいつも囲まれて
私の身近なところには、新鮮な畑で採れた野菜がやってくるし、海で釣れた魚やイカをいただくこともあるし、お庭で採れた果樹もいただくし。と、とにかく原材料に恵まれた生活をしています。
時々、人数分以上のものを大量にいただくと、これが美味しく調理されるなり、保管出来る状況になっていればいいのに。と思うこともあります(笑)
それらを調理したり加工したりしていると、「丁寧に暮らしているね。」と言われることもありますが、本当にそういうことではなくて。
いただいたそれらを無駄なく新鮮なうちに、楽しみたいな。と思うのです。
都会で暮らした経験があるからこそ、余計にそう思えるのかもしれません。新鮮な野菜がお魚が果物が、産地直送(畑も海も近所だから。)で手に入るこの状況がどれだけすごいことなのか。
感謝しながら、暮らせること。幸せですね。
さて、今日はここまで。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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