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秋の野の花ー秋の終わりの線香花火「ハゼラン」

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。
息子の小学校が終わる時間に合わせて、学校から1キロほど離れた場所に車を停めてその1キロほどを歩いてお迎えに行っています。
うまくいけば私は往復2キロのお散歩になるのですが、たまに息子と途中で出会してしまって、私の思惑は外れたりするわけです。

そんなお散歩の途中で見つけた、線香花火のような可愛らしいお花のご紹介です。

小さな花が可愛らしいハゼラン

ハゼランとは

ハゼラン ハゼラン科 ハゼラン属
※元々スベリヒユ科に分類されていましたが現在はハゼラン科になっています。
多年草 原産国.メキシコ、南アメリカ 帰化植物

日本へは明治以降に観賞用としてやってきましたが、現在は日本の野山でも見かけるようになった帰化植物です。
ひょろひょろとした長い茎の先に、最初は赤くて丸い蕾をつけます。その蕾がパッと開く様子はまるで線香花火のようです。

ハゼランの名前の由来

ハゼランは漢字で「爆蘭」と書くのですが、その理由が赤い蕾からパッと花が咲くことが由来するようです。「爆」は「爆ぜる」とも読むんですね。

その他にも「三時草(サンジソウ)」や「三時花(サンジカ)」「三時の天使」「三時の貴公子」など、午後三時頃から開花し始めることからついた別名も持っています。

そしてそして、「花火草」や「江戸の花火」「星月草」など他にもたくさんの可愛らしい名を持っているのも特徴です。
たくさんの方が、この紅蕾と可愛らしい小さな花に魅せられて、それぞれ名前をつけたのかもしれませんね。

メキシコ原産の帰化植物

ハゼランのことを書いていて、改めて思ったのですが、メキシコ原産の帰化植物というのは意外に多いものです。
詳しい紹介はまた改めてしますが「メキシコマンネングサ」や「オオオナモミ」などは、皆さんも道端で見かける機会があるかもしれません。

メキシコというと、日本からは遠く離れた国だというイメージですが、実はメキシコは日本の沖縄県と同じくらいの緯度に位置しています。
日本と同じように四季で気温の変化があり、また、メキシコは標高の高い地域もあるため、日本と同じように同じ国の中でも気候に差があるのです。

ということは、メキシコから来た植物は日本の気候に順応しやすい。と言えるでしょう。遠い国から、荷物に紛れて種がやってきて増えたものや、観賞用の植物としてやってきたものが、日本の地でこうやってたくさんの名前を付けられて身近にあるという植物が皆さんの周りにも他にもあると思います。

そういった帰化植物の中には、日本の生態系に危険が及ぶような植物もあります。どうぞしっかりと特徴を調べて、無闇に持ち帰ったり、無闇に捨てたりしないように気をつけてくださいね。

野山を歩いて

noteを書くようになって1年超。たくさんの植物について書いてきました。
ガーデンプランナーなので、本当であれば庭で楽しむ植物を紹介しようと思うのですが、庭は野山の縮図だと思うことが多々あります。

庭の中は、小さな野山や花畑を表現しているのです。

とても繊細で、絶妙なバランスの中でそれぞれの植物が生きているのですから、もちろん同じ環境の中では、育つことのできない植物も出てきます。
管理不十分ではない場合、これはもうそのお庭の環境に合わなかったんだ。と捉えても良いのではないか。と思っています。

野山を歩いていると、そんな絶妙な自然の成り立ちを垣間見ることができます。だって、肥料だの水やりだのしていないところで、たくさんの植物が生きているでしょう。

まとめー11月大慌て

毎度同じことになっていますが、年末が見えてきて、色々とバタバタしてきています。気づいたら1週間が過ぎていた・・・なんてことが10月の半ばから続いていて、大丈夫なんだろうか。と不安になるばかりです(笑)

そんなこんなではありますが、風邪も引かずに過ごせているのでこのまま年末まで突っ走れたらな。って思っております。
皆様も、どうぞお体にお気をつけてお過ごしください。

今日はここまで。
最後まで読んでくださりありがとうございました。



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