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【園庭整備】園庭の植栽プラン作成までのプロセス

ガーデンプランナーから見た、園庭整備について少しずつ書いています。

『園庭に木を植えて森のような空間にしたい』と言うご要望に対して、私がどのような事を考えたのか…今日はプランまでのプロセスについて、書いてみようと思います。

ちょっと退屈で専門的な内容かもしれません(笑)

今までの記事は、マガジンにまとめています。
良かったらお時間ある方は、読んでみてください。

さてさて、園庭整備において、現場を確認する前に、私が整理したことはこちらです。

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〇自然の営みを体感して欲しい

園庭に植物が植る事で、起こると予測される現象があります。

•虫や鳥がやってくる。
•季節ごとに花が咲き、実がなり、葉を落としてまた新しい芽吹きがある
•落葉や虫達の影響を受けて、土の性質が変わる。

子供たちは、これらの様子を「観察する機会」が生まれるのではないかと思います。

⇒どうやって観察する?観察のための気づき、きっかけづくりとは?

〇自然の中でいっぱい遊んで欲しい

当時子供たちの遊びの種類について、まだまだ無知だったので、(今も勉強中。)一先ず思いつく限りを挙げてみました。

•ダイナミックに遊ぶ!⇨高低差、段差、築山
•走り回る
•寝転ぶ
•かくれんぼする⇨秘密基地、トンネル、ツリーハウス

⇒どんな危険が予測される?どうやったら安心して遊べる?
⇒子供たちの年齢毎の興味・遊びの種類・身体能力って?

〇自然を体感して欲しい

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何より、子供たちが森で過ごすと言うことで、体で感じる自然がもたらすものを、充分に感じ取れるプランにしたいと思いました。

•樹木の間を抜けてくる風の通り道
•夏の木陰の心地よさ
•冬場の木漏れ日のあたたかさ
•木肌のガサガサやツルツル
•花の色や香りの記憶

⇒感じる機会や気づきのヒントをどう与える?

他にも、想像できるさまざまなことを、書き出して、ひとつひとつをつなぐ。と言う形でプランを構築していきたいと思いました。

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1番最初に、整理するために描いたスケッチメモ!
見つかりましたよ。

〇プランナーは企画者

プランナーとデザイナーの違いについては、また改めて書こうと思いますが、私はよく「庭は生き物です」というお話をします。
いくら、出来上がった当初は「視覚的に優れた植栽プラン」だったとしても、そこに暮らす方の庭との向き合い方で、時間の経過とともに様子は変わっていきます。

『どうしてこのようなプランを提案させてもらったのか。』その理由が明確であることは、庭主の方にとってずっと先の未来までの「庭のある暮らし方」を変えていくと考えています。

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ーお客様と私が、お庭の未来の姿を共有するー

これが、プランを提示したタイミングで
達成しておきたい一番最初の目標です。

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そのためにも、まず一番最初に考えるのは、
『ここのお庭でどんなことができるのか?』
そしてもちろん、庭主様が
『このお庭でどんなことがしたいのか?庭に何を期待しているのか?』
徹底的にお話を聞かせてもらうようにしています。

全体にバラバラに散らばった「可能性」や「できること」「できそうなこと」を丁寧に書き出して整理していく。
それがガーデンプランナーの植栽プランを考えていく上での、最初のステップかな。

長くてとりとめのない話になってしまいました(笑)
収拾がつかないので、今日はこの辺りで。


そう、先日書いた記事が、
昨日のnoteの注目記事に選んでいただきまして、たくさんの方にご覧いただきました。ありがとうございました。

「庭のある暮らし」は、「庭とともに生きることの楽しみ方」をたくさん知っていただくことで、どんどん充実したものになっていくと思っています。

これからも、皆様の「庭のある暮らし」がより楽しいものになるように、こういった情報も発信していけたらと思っておりますので、どうぞこれらもよろしくお願いします。

今日も最後まで読んでくださり、ありがとうございました。




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