南国鹿児島の南国ぽい植物の話ー『浜香』の咲く浜と虹
こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。昨日は晴れたり雨が降ったり止んだり、晴れたりの忙しい空模様でした。
出校日の後、自宅で退屈していた息子と夕方になって近所の浜へ出かけました。今日はその浜で見かけた「浜香(ハマゴウ)」の花のお話です。
浜香(ハマゴウ)とは
紫色の涼しげな花と、葉色の裏表のコントラストも美しい植物です。元々日本の北海道外に花ば広く分布していますが、北の方では落葉し、九州南部以南ではそのまま葉が残るようです。
浜香というだけあって、花も葉もわずかに香りがあり、葉は線香の減量にもなったそうです。護岸整備の影響で近年は準絶滅危惧種に指定している県もあるようですね。綺麗な浜の風景なので残して行ってほしいですね。
海浜植物
海辺を生息地とするハマゴウは、地を這うようにして枝茎を伸ばし、多少砂をかぶっても耐えることができます。
海辺で生きていくために進化した海浜植物なのです。
海浜植物といえば、先日ご紹介した「ハマユウ」もその仲間です。
こちらも砂浜などの生息地が減ってきたことで、福岡県や広島県でも絶滅危惧種I類に指定されています。
海浜植物は、生息地が減ることで減少が続いていますが、未開発の浜辺では、なくてはならない植物です。
海浜植物があることで、その根っこが砂の飛散や流出を防ぐ効果があるからです。その為、近年では海浜植物を保護しようとする動きも広がってきています。
あらこの花、お庭で見かけたことあるわ
ハマゴウの花が咲いているところを久しぶりに見たのですが、おやおやよく見たらこの花、うちの庭で見たことある花と似ているじゃないの。
そして、我が家でよく似てるなあ!と思ったのがこの花。
似ているのも、それもそのはず。
先日、西洋ニンジンボクについて書きましたが、そうですね。
『ハマゴウ』と『西洋ニンジンボク』は同じ属にあるのですから、それであれば合点がいきますね。
西洋ニンジンボクもハーブや生薬として利用されてきましたが、ハマゴウも果実は蔓荊子/万荊子(まんけいし)と呼ばれる生薬として古くから利用されてきた歴史があります。
まとめー昔からある海
私の住んでいる街は、どこを走っていてもほとんど海が目に入ってきます。幼い頃から海のある景色が当然の暮らしをしてきました。
今回ハマゴウを見かけた浜は、少し入り組んだ場所にあるので、久しぶりに出かけたのですが(車で7分ほど)そこはそこで、とても気持ちの良い場所なのです。
そして、そこで見かけたのが虹!!
とて大きくて、はっきりとした虹です。
田舎暮らしも良いもんだなあ。と、この電線一つないはっきりとした虹を見かけるたびに思います。
そしてこの風景は、子供の頃からほとんど変わりません。
そして、これからも私の息子が私の歳になっても、変わりないでしょう。何度訪れても変わりない風景があるって、とても貴重だな。と虹を見て改めて思います。
さて、今日はここまで。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
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