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精進料理に目覚める3歩前 #38


ちくわの素材で作られたどんぶりにラーメンが盛られている。
その少し大きめのお椀のようなサイズが
今やもうラーメンを食さない
ワタクシが久しぶりに口にするにはちょうど良い。

食べながらどんぶりであるちくわからダシが出て美味しくなっていく。

ああ。何と幸せなんだろう。


さて。
このnoteはワタクシがアトピーさんと体調不良さんから逃げ回るために
食事を精進料理の方向に進めていくものである。

あくまでも途中。

なので。
まだお肉も食べたいし
お腹を壊す原因のニンニクも食べたい
小麦粉使って揚げ物も食べたい。。

などなど。
数々の誘惑に立ち向かいながら
進んでいるような進んでいないような状況を記している。


もちろん。
竹輪のどんぶりから啜るラーメンは夢の中のメニューである。

竹輪もラーメンも夢の中では腹一杯食せるらしい。



先に白状しておく。
今回のワタクシの料理は
見事に高野豆腐と野菜とおにぎりだけである。



ワタクシの憧れの食生活を送っていらっしゃる
kohji氏のnoteを拝読して
おにぎりアクション開催中であることを知る。


美味しそうなおにぎりを拝見して
ワタクシのおにぎり熱が保温から再加熱に切り替わる。

ワタクシも握ろう。


数年前は北の大地で
ゆめぴりかとななつぼしと一緒に
羊蹄山を眺めていたワタクシである。

今の生活からは全くもって想像できないが
朝5時に布団を抜け出して
ワサビや辛子など数々のアタリ入りの
おにぎりを握っていたのだ。


再加熱したおにぎり熱が冷めないうちに
南の島に戻って
高野豆腐と野菜とおにぎりの話を始めよう。


相変わらず竹輪ではなく高野豆腐に下味をつけて
そば粉と青のりを纏わせて高野豆腐の磯辺揚げにして食し続けている。

高野豆腐の食べ方はこうや。

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これが美味しすぎて作れば作っただけ腹に入り込んでしまう。

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おにぎりよりも専有面積が広い。

まあ。
高野豆腐に刺激された胃袋が欲するおにぎりは
もちろん1つではないのだが。

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焼きおにぎりの隣にも居座る。

この写真ではスマートな写りをしているが
この石皿の隣にはもちろんブラックなホール状の皿に
揚げたての高野豆腐が待機している。

結局白飯も必要になる。

1枚の石皿に収まりきらない食欲は
もちろん秋だからである。


石皿の傍を彩るサラダを紹介しようかい。

まずは1枚目のおにぎりの下のサラダから。
庭に生えている食べられそうな野菜の葉を摘む。
ゴーヤー、ブラジルほうれん草、長命草、ミント。

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全て個性が強すぎる。
アクがあるやつ、体臭が大衆受けしないやつ、ビターなやつ。

長命草とミントは喧嘩ししそうな勢いなので
ミントは次回にしてみんと。である。

玉ねぎも一緒にサッと湯通しして人参を加える。

相変わらずマスタードをドレッシングにしたいワタクシは
半分以下になったマスタードの瓶にめんつゆをとぷとぷ注いで
フリフリして野菜に絡める。

うむ。

サラダというより完全に和え物である。

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それにしても長命草の個性が強い。
強すぎる。
ブラジルほうれん草の量を7倍くらいにするか
シーチキンに溺れさせるくらいが丁度いいのかもしれない。

お陰様でゴーヤーの葉の存在が消えている。


次に
クセのない2枚目なサラダである。

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冷蔵庫に入っていた使いかけの野菜を発掘して引っ張り出す。

出番を待ったミントを引き立たせるための
脇役になれるものばかりである。

もちろん
このサラダにもマスタードの瓶に詰まったドレッシングを
ちょろちょろ注いで食す。


野菜がなくなってきたのをいいことに
おばちゃんの水まきの傍から
ワタクシは隣の庭を覗き込む。

ワタクシがおばちゃんに水を浴びせられないように
避けながら歩いて

青々とした芋のツルと小さなオクラを見つけたので
ワタクシについてくるよう命じる。

芋のツルとオクラに目を奪われている隙に
ワタクシはもちろんおしゃべりに夢中になって
私の方を見ながら手元を気にしない
おばちゃんから水を浴びせられる。

ああ。
まだまだ夏である。


芋のツルとオクラと共に塀を平穏に乗り越えて帰宅。

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ツルさんの身包みを剥いでシャワー浴びて貰って
更に一晩高級ベッドのように
加湿されたフカフカなぬか床で夜を明かして貰うとしよう。

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オークラ大臣。

まだまだ若いオークラ大臣は柔軟性もある。
あまり刺々しい印象ではなかったので
垢すりではなくシャワーと入浴だけで済ませて貰う。

そしてその柔軟性を活かして主役のおにぎりに任命する。
大抜擢である。

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それにしても腹の虫が騒ぎすぎて急いで撮った写真は
何が何だか分からない。

左下右上は隣のおばちゃんのフルーツとじゃがいもの梅酢サラダと
蒸したジャガイモである。

右下はアトピーさん用の
センダングサ 

とこちらも大活躍中のハマゴウさん

を軽く湯がいて載せたサラダである。

ハマゴウさんを毎度
一緒に風呂に入ろうと連れ出すのだが
風呂にたどり着く前に鍋に入ってしまったようだ。

桑の葉は毎回サラダではなく皿だ。


センダングサハマゴウさんも天気がいいので
師匠の為のセミの合唱と秋を集めながら


海辺から生み出されたものを摘んできた。

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タネもあったね。
根っこからの移植に失敗したので種を庭に撒いておこう。


おやおや。
得意のうっかりを発動したワタクシは
どうやらもう1枚写真を撮ったのを忘れているようだ。

サラダの右上左からミントセンダングサハマゴウである。

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おかかおにぎりの上が
今回もアグリット久米島さんの旨辛みそ。

相変わらず口から火が吹けそうである。

ここにも高野豆腐の食べ方はこうや。
とばかりに専有しているワタクシの戦友の磯辺揚げ。




最後にもうひとつ高野豆腐の食べ方はこうや
を紹介して終わりにしようかい。

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高野豆腐をみりんにつけて戻して
揚げ焼きにしたおやつである。
これをポリポリと口に入れだしたら止まらない。


さて。
今回はこれでおしまい。

アトピーさんの出番がなかった気がする。

まあ最近出突っ張りだったので
今日も絶好調にセミは歌い続けているし
遅い夏休みって事にしよう。

それでは皆さままた次回。


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