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樹になる気になる実のなる樹ー『カカラ』の赤い実みつけた

こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。
10月も半分折り返し、残り僅かです。毎日、今日は何を着るのが正解なのだろうかと迷う日々です。
さて、今日はいつもと違う散歩コースを歩いて、「実りの秋」を見つけてきました。

サルトリイバラの赤い実

サルトリイバラ サルトリイバラ科 シオデ属
多年草(つる性植物)分布.東南アジア

高木や低木の生い茂る道の脇に、サルトリイバラの赤い実が、キラキラと輝いていました。サルトリイバラは蔓性の植物で日本では北海道から九州まで広く分布しています。

サルトリイバラの怖い話

サルトリイバラという名前は、この植物の蔓の性質と同時に、まばらにある茎のが理由でつけられています。
その棘は、野薔薇よりも鋭いのです。

名前の由来は、サルトリイバラの繁殖した場所に猿を追いやったら、猿とて逃れることができない。というのが説ですが、その繁殖力は「山で恐いはサルトリイバラ、里で恐いは人の口」という俗説からも読み取ることができます。

この蔓と棘で他の植物に絡みついて自分の住処を確保しているサルトリバラが生えている山では、うまく歩けない。それが人の里では人の噂話と同じくらい怖い。
確かに人の口は怖い。
サルトリイバラ
どれだけ恐れられていたのでしょうね。

サルトリイバラの実は食べられる

サルトリイバラの実は生でも食べられるそうなのですが、私、こんなに写真で撮れるほど間近にサルトリイバラの実を見かけたのは初めてなんです。

いつも、お散歩しながら「サルトリイバラの花が咲いたなあ。」とか、「ここにもあるんだ。」と言ったように葉っぱはよく見かけていたものの、実に遭遇する機会はなかったんですよね。

しかし、生で食べられるということは、きっと山に住む鳥やそれこそたちの、格好の餌になっていたのでしょう。
この実も、もう少しするともっと赤く熟すでしょう。
その頃には、もしかしたらもう、山に住む誰かの餌になっているのかも知れませんね。だとしたら、今日この実に出会ったのはとってもラッキーだったような気がしてきました(笑)

鹿児島のおやつ「かからん団子」

サルトリイバラの葉は、鹿児島ではとても身近な素材です。
以前も書いたのですが、私の故郷鹿児島県で「柏餅」と言えばこのサルトリイバラの葉っぱで包んであるもので、5月の節句の時に出てくるのはいつもこの丸い葉っぱの「柏餅」でした。

いやいや、正確にはサルトリイバラの葉で包んだ団子を鹿児島では、「かからん団子」という名前で通っています。サ
ルトリイバラのことを別名で「カカラ」というから、その葉っぱの団子。ということで「かからん団子」というんですね。

春の「カカラ」の新しい葉が美しい季節になると、近所のおばちゃんたちが、おやつにこの団子を作ってくれるんです。
お菓子屋さんでも売ってはいますが、この近所のおばちゃんたちの思い思いの味が私はとても好きです。

まとめー食欲の秋とはいえ

食欲の秋で、ちょっと油断が続いていましたので、少しの時間でしたがこうやってお散歩してみましたが、「かからん団子」が食べたくなりますよね。
流石に、この時期になるとサルトリイバラの葉も夏の暑さで傷みが出ていますから、自家製のものはなかなか出会えなくなります。
近所の道の駅にはもしかしたら売ってるかしら。

いやいや、「食欲の秋」とは言え油断は禁物。気を引き締めていこう!と思っている時に限って、我が家へは美味しいものが続々と送られてきたり、頂いたりするんです。賞味期限が半年以上あるものばっかり届いたらいいのに(笑)

美味しいものに囲まれた幸せな悩みを抱きつつ、今日はここまで。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。


↓ちなみに「柏餅」のことについて書いた記事はこちらです。







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