![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/63002325/rectangle_large_type_2_4a91cfa607ae068e2a0c8ef44ef9cef2.jpg?width=1200)
秋を楽しむー「寒露」と「コスモスの花」のお話
こんにちは。ガーデンプランナーのhacoです。
今日は二十四節季でいうところの寒露です。
近所ではちらほらコスモスの花が咲いています。過ごしやすい季節になってきましたね。
今日はその寒露とコスモスについて書いてみようと思います。
寒露とは
寒露(かんろ)とは、夜が長くなり、露がつめたく感じられるころ。朝晩の冷え込みはきつくなりますが、空気が澄んだ秋晴れの過ごしやすい日が多くなります。夜空を見上げると、より美しくきれいに輝く月が見られます。
なぜか連日最高気温30度を超える真夏日続きなのですが、来週の天気予報を見ていると、どうやら少し気温が落ち着くいていよいよ秋らしくなってくるのかもしれません。
コスモスってどんな花?
コスモス キク科 コスモス属 一年草
花言葉「乙女のまごころ、愛情、たおやかさ」
コスモスは、そう、キク科です。
二十四節季の七十二侯では、10月13日頃~「菊花開(きくのはなひらく)」
暦の上でも、菊の花の美しい時期なんですね。
秋に咲くイメージですが、早いものだと7月半ばくらいには咲き始めたりしますよね。それでも、秋に咲く桜と書いて『秋桜(あきざくら)』コスモスにはそんな名がついているくらいなので、秋の代表的な花という印象ですね。
![](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/87740337/picture_pc_18d72094ff0c79a6e2cd18b9d040f070.jpg?width=1200)
コスモスの品種
いつもよく見る一般的な、あの薄いピンクや白のコスモスの品種名は
オオハルシャギク。その中でも、いくつか品種があります。
オオハルシャギクの中でも、八重咲のコスモスや花弁が筒状になったものなどの品種もあります。
その他に、今強いオレンジ色のコスモスを見かけませんか?それはキバナコスモスです。オオハルシャギク類に比べると、落ち種からの繁殖力も強く、咲いても尚強健な性質のように感じます。
また、チョコレートの香と濃いチョコレート色の花は、そのままチョコレートコスモスと呼ばれていますが、小さめのガーデンの花壇の後方部分や、寄せ植えにも使いやすいかな。と思います。
ウィンターコスモス(ビデンス)は?というと、コスモスと名前がついていますが、コスモス属ではなく センダングサ属なんですね。
センダングサといえば、「引っ付き虫!!」です。引っ付き虫が、キク科だということにも、ウィンターコスモスと親せきと言うことにも驚きです。
…またちょっと、マニアックになって来たので、ちょっと軌道修正。
コスモスの歴史とか
もともとコスモスは外来品種です。
日本には1879年(明治12年)頃に日本に持ち込まれたといわれているので、案外歴史は浅いと思いませんか。
ただ、面白いな。と思うのが、「コスモス」を社名にする日本企業や、が多く存在するということです。近所にあるドラックストアも、このお花の名前です。
また、「市の花」や「町の花」にコスモスを掲げているところもあります。
あと面白いのが、行政書士の徽章はコスモスに「行」という字が入っています。
寒露の頃にコスモスを楽しむ方法
コスモスは、種から簡単に咲かせることができます。そして、播種からおおよそ90日(3か月)で開花します。
そのため、10月初旬に花を見たいのであれば、遡って7月頃に種を撒くとよいというわけです。
【種から育てる時の注意点】
・コスモスは、根を張る力がとても強いので、鉢植えの場合は一回り以上大きな鉢に。できれば地面に直播がおすすめです。
・鉢から鉢への植え替えは、根っこの性質上(直根性)できればオススメしません。
コスモスの背丈を調整する方法
自分の背丈より、高いところに咲くコスモスを見たことがありませんか。茎がビューンと伸びていて、お花の顔が見えないほどに背が高い。
これが、お庭て起きた場合、風で倒れてしまったり、他の植物に影を作ってしまったりといったことが起きてしまいます。
そうならないために、コスモスの成長の特性を活かして、短い丈に育てる方法があります。
![画像1](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/62991641/picture_pc_33344b84cf648dceb14e79aaa22f3a62.jpg?width=1200)
コスモスは「短日植物」です
≪短日植物≫
夏至から冬至までの期間は、日に日に昼の時間が短くなる(夜の時間が長くなる)頃に花をつける植物を短日植物といいます。
例:アサガオ、キク、コスモス、ポインセチア、シャコバサボテンなど
わかりやすく言うと、夏至を過ぎたころ(夜の時間が長くなるころ)に花芽をつけて花を咲かせる植物なので、出来るだけ播種を遅らせることで、丈を短い状態で咲かせることが可能になってきます。
先ほど、7月頃に種を撒く。と書きましたが、それを例えば1か月遅らせると、背丈はその分短くなるというわけです。(開花時期も遅れますが;)
もう一つの方法は、播種時期はそのままで、「摘芯」を繰り返すといった方法があります。伸びてきた部分をカットする。と考えてもらったら大丈夫かな。
注意点としては、本葉が5~8枚くらいの間にまず一度、摘芯を行うこと。
背丈があまりに高くなってからの摘芯は、株を痛める可能性があるのでご注意ください。
まとめ
皆様のご近所に、コスモス畑はありますか?そこで一度、想像してみて欲しいのです。「誰がどんな想いでこのコスモス畑を作ったのかな?」「いつ頃種を撒いたのかな?(もしかしたら、すごく暑い時期に苦労してまかれたのかな?)」とかね。
花を見て、美しいと感動する時間は一瞬です。
その美しい風景を作り出すためにかけられる時間は、どれくらいか?と考えると、なんだか感謝する気持ちの方が大きくなってしまうという(笑)
ながくなりましたが、ぜひいろんな角度から、秋の美しさをお楽しみください。
今日も最後まで読んでくださりありがとうございました。
ーーーー秋の植物の事書いています。
いいなと思ったら応援しよう!
![haco 🍀ガーデンプランナー🌱庭のある暮らし植物のある暮らし](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/61569508/profile_34c1735a74b41ecfc845319b18c7377d.jpeg?width=600&crop=1:1,smart)