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惑星の囁く希望

薄明かりのなか思考の澱が目立ち始め

上澄みだけをすくえばすくうほど

残された濃度は高くなることに気づく

少しの衝撃で濁り前後不覚に陥り

そのうち力の抜き方を忘れ体は強張る

巻き戻せずに進むしかない時間に

乗ることも付いていくことも叶わない

世界のリズムとズレていることを

認識したら歩みを止めて呼吸だけする

いつしか新しいリズムが生まれて

心が踊り笑える本能的選択で生きてく

「世界は絶対にまた戻ってくる」

惑星がそう囁いた

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