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ひとひら

生きていればどこかで魂をすり減らす
それならひとひらずつ散りばめたい

薄く重なって息を吹きかけたら宙を舞う
ひとすじの光がひとひらを射抜いて

乾く前に水をやり透明を濃くしていく
分身が消える前にいちばん綺麗な姿で

ひとひらを手放してゆっくり目を閉じ
イメージの中で感謝を伝え問いかける

いつかまたぼくの魂を繋いでくれるかい?

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