姿
空は際限なく広がりただただ青い
遮るものはなく太陽がはしゃいでいる
虫の声が聞こえてくるけど意味はわからない
透明な水は光を飲み込んだまま放す気もなく
柔らかな風はどの方角から吹いているのか
暑さと寒さを受け取って体温があることを識る
木に耳をつけてみると微かな鼓動で耳たぶ揺れる
花を散らし実を落とし次の代へと繋がって
手を伸ばしても届かないところに星が浮いてる
欠けた月にミモザをひと房ばら撒いた
光と闇が行ったり来たり静かに回る
明日の姿は誰に聞けばわかるんだろう
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