6月・ラジオの中でご紹介した本
6月のテーマは、「これからの学び」。ラジオの中でMCの3人が紹介した本、探検読書の会で、参加者が同じテーマで持ち寄った本です。
今回の知図は、私が描いてみました。探検読書は、20-22時。みんなで、ワイワイとやっていると、あっという間に過ぎてしまいます。でも、その幸せな気持ちのまま、大切な気づきをメモしておいて、翌日に一気に描きました。誰かが、描いてくれたものでも、勿論とても役立ちますし、自分でまとめるとまたいろいろな気づきが生まれます。この方法はとっても良いフィードバックですね。
■原尻淳一紹介
「彼は学校に行かなくて幸いだった。彼の天才性を発揮することが出来たからだ」自分の方法で、知を深めたレオナルド・ダ・ヴィンチ。観察して、書き留めるという方法は現代の私たちにとってすごいヒントになると思います。
■家子史穂紹介
こちらも、観察をすることの重要性を説いています。自然の中の小さな「差異」。観察を習慣にすると、その違いが浮き上がってくるのだそうです。アニメは作りものにあらず。自然と触れ合い、観察することで、人の心を動かす、真似のできないクオリティをうみ出すということのようです。
■海渡千佳紹介
先行きが見えず、不安な時。誰かの言葉や指し示す方向に従いたくなりますよね。でも、本当にそれで良いのか?「自分の頭で考えるとは?」沢山あるいろいろな要素から、真実を探り当てるために必要なことは?1次大戦と2次大戦の間の混沌とした時代から、今の時代へのメッセージが飛んできました。(岩波版は難しいという方には、ダイヤモンド版もお試しください)
■TMさん紹介
「学校の役割ってなんだろう?」「いろいろなことが平均的にできる必要はあるか?」など、これからの多様な生き方を選び、受け入れるヒントになる本です。才能はあるけれど、人との交流が苦手な人は、これまでその才能を十分に発揮できずにいた?いろいろな特性を持つ人が生きやすい時代になると、可能性が広がると思いました。
■KSさん紹介
所謂、学校の学問など無くても、普段の暮らしの中で「知的な生活」が可能であることがわかる本です。「高いところから、全体を確かめてから進む」。自分と周囲の世界をいかに捉え、日々の生活を生きるのか?そういう自然の力を呼び覚ましたくなります。
■KJさん紹介
人間が世の中をコントロールしていると思いがちな都会の生活。ところが、森に行って見ると、全く違う学びが見えてくる。自然の多様性、相互依存を発見しながら、五感を研ぎ澄ますこと。自分というエゴを捨てて、見えるのはどんな世界か?自然の中に答えはありそうです。
■SMさん紹介
学びとは、与えられるもの。現代の人はそう考えます。でも、少し前は、学ぶ道筋などどこにもなく、自分でテーマを見つけ、学ぶしかなかった時代がありました。果たして、どちらが豊かで、深い学びができるのか?与えれられること、すぐに手に入ることにならされ過ぎた、現代の私たちにメッセージが届きます。
■KKさん紹介
戦争を客観的に捉えることはとても難しいことです。それでも、戦争が終わって、少し時が経った時に、かつて戦っていた同じ国の民が集まり、その経験を振り返るという画期的なことが行われました。人はなぜ争うのか?なぜ、同じ過ちを繰り返すのか?ジャーナリストとして、現場をみた作者が、平和と理解のために動きます。そして、それを次の世代につなげるべく、大学で教鞭をとっています。
■SYさん紹介
未知の事態に遭遇した時に、人はどう行動するのか?物理学者の視点で、周囲を観察して見えてきたものは?ほんの少し前のことで、まだ誰も決定的な解決策を見いだせていないコロナの問題。その真っ只中にある人の反応や考え方が描かれています。人間の特性が見えてきます。
■NYさん紹介
世界を正しく見るために、データを使う。今、世界中の人が「自分の頭で考える」という実験をしているように思えます。その一つのアプローチが客観的なデータ。冷静に事実を把握するためのお作法も含まれているようです。
この記事が参加している募集
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?