増員されたのにかえって仕事が増えてツラい日々〜③
Aさんに、営業さんが持ち出していた共有PCのチェックを1台頼んだ。
Aさん用にチェックリストを作ったので、それに沿ってチェックしてもらう作業。
15分かな、30分あればと想定していた。結果的に完了するまで2時間を要した。
まあ想定外なんてよくある事だ。
しかしその後、、、
定時を過ぎ、確認しようとAさんの席を見たら、本人は居ないが机上に共有PCが開かれたまま置いてある。
PCを放置して退社してしまっていた。
そしてそのPCを一見しただけで異変に気づく。
明らかに付属のタッチペンが無い!
渡したチェックリストの返却物欄には確認済みのチェックがある。
利用した営業さんに確認したら、バッグの底に残されていたとのことだった、、、
取り敢えずホッとした。
あー、あのチェックリストは役に立たないということか。
たとえ作業に時間がかかったとしても、正確に完了されるのであれば問題ない。
それであれば、緊急性の低いタスクをお任せすれば良い訳だし。
そんなことがあった後、Aさんと対話を重ね色々対策をしてみた。
しかし劇的な改善に至らないまま。
もちろんAさんに悪気があるはずもない。
そして、特性なのだと言われたら私に次の手はない。
だからシンドい。
日々Aさんに任せた仕事の抜け漏れ、失念、間違いのチェックをして、やり直して、、、もれなくモヤモヤする気持ちに襲われながら疲弊していく。
ひとり情シスだから元々鬼のように多忙だった。今、1人の頃よりパフォーマンスが落ちている。タスクが渋滞して優先順位も怪しくなりつつある。
これがずっと続くのかと思うと果てしなくて挫ける。
大切なことだから記すが、Aさんを責める気持ちはない。
自分の子より若いAさんを親目線で見ている自分がいる。
Aさんがストレスなく勤められて、会社も安心して託せる業務があれば解決なんだと思う。
ただ、ヘーシャの情シス業務は該当するタスクが無い。ルーティン作業は既に自動化している。
改めてブレークダウンしても上手く切り出せない。
一番苦手だと言うマルチタスクは常時、フレキシブルに状況判断し、ヘーシャにおけるベストプラクティスを提示しなければならない。
更に、人に応じて対応方法も違ってくる。コミュニケーション勝負。
どこに行っても同じだが、色んな人が居てストレスに晒される。
今のケースの正解が、次のケースの不正解になり得る。
それに対応しろなんて、Aさんにとって酷な話しだと思う。
短い付き合いなりに分かってきた事だ。
コミュニケーションに問題ないという話だったが、今のAさん曰く、苦手意識があるとのこと。
近い将来Aさんも傷んでくるだろう。
それはあんまりだ。
努力して、意気揚々と入社してきた若者だぞ!?
このままでは共倒れてしまう。
まずAさんの特性への理解不足が問題だ、ヘーシャよ。
ミスマッチングだ。
Aさん自身も想像とのギャップを感じていると言う。
新卒だしそんな事はあるあるだ。
もちろん、上へ問題提起はしている。
しかし、面倒くさそーに、私の個人的訴えを聞いてる然の顔で全く理解に及ばない。
あー情けない。
あれから私の身体的異変に病名がついた。
「職場内カサンドラ症候群による適応障害」
なんだそうだ。
何だそれ!?
現象に名前をつけがちな世ではあるけど、そんな百合の品種みたいな、、、なんて笑いたくなるほど気が変になっている。
長く生きているが、知らないことは尽きないな。
今、高橋一生と柳楽優弥に声をかけられたら何も迷わない。