こうして僕は中国人の頭領になった
ハチロウです。
僕の職場の近くには、大阪の中の観光スポットがあります。
なので、コロナ禍になる前は、かなり観光客で賑わっていました。
あるとき、仕事帰りに有名なたこ焼き屋「わなか」の前を歩いてました。
すると、中国人の親子が道に迷っていました。
お父さんとお母さん、それから小さな男の子。
スマホで地図を見ているけど、それでもわからない様子。
困ったお母さんはカタコトの英語で、通りすがりの僕に話しかけてきました。
お母さんは僕にスマホを見せ、行きたい駅を指さします。
大阪土産をたくさん持っちゃって。かわいいじゃない。
わが町大阪を好きになってくれるのは、やっぱりうれしいものです。
僕もカタコトの英語で説明します。
「マッスグイッテ、ミギ。OK?」。
手振り身振りを交えて説明しても、ちっとも伝わりません。
おっかしーなー。英語のテストは、いつも30点だったのに。
本当にすぐ近くだし、僕も通り道だからまあいいか。道案内してあげよう。
そう思って、「カモン」といってついてこいと身振りで伝えます。
お母さんの顔が一気に明るくなります。
するとお母さんも後ろを振り向いて、「カモン」と中国語で伝えた様子。
その瞬間、たこ焼き屋のまわり30人ぐらいが振り向いて僕の顔を見て言いました。
「アリガトゴザイマス!!!」
僕は中国人30人を引き連れて、大阪の街を歩いていきました。
この話の本当度。85%。
何人ついてきたか正確に覚えていない。
でも、案外、観光地あるあるなのかもしれません。
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サポートとは?・・・データマイニングの際の、相関分析の指標のひとつで、ある関連購買における支持率を表す。たとえば砂糖について卵の関連購買でサポートが20%の場合、砂糖と卵を一緒に購入する顧客が顧客全体の20%という意味である。
要するに心から嬉しいということでです!