コミケ94にサークル参加した話(1日目)
平成最後の夏のコミケにサークル参加した。 note読者がどれくらいコミケに興味があるのか知らないが、世の中のほとんどの人の認識が良くて「漫画が売っていて、コスプレしてる人がいて、とりあえず人が多くてしんどそう」くらいだと思う。
しかしコミックマーケットの魅力は一言では語りきれない。サークル側としては、作品を完成させるまでの試行錯誤、当日までの準備、そして当日。一般側としても広大なスペースを周り、事前チェックしていなかったサークルの中から好みとの出会いを果たす瞬間、普段画面越しにしか見ることのできない創作者たちとの遭遇。いくらでも言えることがある。今回はその魅力を、このレポートを通して少しでも伝えられたら、と思う。
前段階のぼくの作品に関しては先日、以下のnoteで語ったのでそちらを参照いただきたい。
当日までに告知を打って、試聴を上げるなどの一般的な宣伝をした。
illustratorを使ってこういう告知画像などを作るのが好き。
それでは今回は当日のサークル参加~打ち上げまでを個人的に楽しんだ話をとことんさせていただくとする。
当日、8/10は朝から暑かった。りんかい線が"限界線"と呼ばれるほどに混雑するので、わざわざ豊洲からゆりかもめで国際展示場を目指す。
めっちゃ指映ってんな。今気づいた。
サークル参加の民は入り口でサークルチケットを見せ、各々に割り当てられたスペースへと向かう。1日目だったので東は東方、艦これなどのジャンル、西はオリジナル音楽などのジャンルが多かった。僕はVOCALOIDのジャンル(大きく分けるとデジタル(その他))に登録していたので西ホール。
到着したらまず頒布物がCDプレス会社から届いていることを確認。更に机の上の椅子を下して設営準備へと移る。
今回のコミケ、右隣のサークルさんが事前におやすみを告知していたので少しさみしかったが、その結果両隣が以前から仲良くしていただいている方々になった。心強い。
設営の準備は簡単に言うと、前を通りかかった人が一目見て分かりやすいようなブースを作ることを目的とする。今回は新譜のポスターを用意、過去の作品はあまり宣伝せず、欲しかった人が探しにくればいいかな、くらいで設営を行った。大事なのはインパクトと、あとお品書きの分かりやすさ、くらい。特に変わったことはしていない。
設営が終わったらお約束の、設営完了ツイート。
これのために生きていると言っても過言ではない(過言)
画像が途切れているので解説。
今回は新譜の他に、イラストレーターのあす缶さんのイラスト本が新刊として頒布予定だったので、両方を前面に並べた形。お品書きは画像からでもわかるサイズの値段表記(大事)。やっぱりポスターの効果があったらしく、これに目を惹かれている方が大勢いらっしゃった。配置場所も大きめの通路前だったからね。
今回はブースに僕とイラストのあす缶さんと、お留守番の時にはデザインの藤宮くんに来てもらった。万全の体制。
コミケは長丁場だ。開会は10時、閉会が16時と6時間もやっている。大抵の即売会は長くて4-5時間だと思うので、特別に長い。
序盤はみんな有名サークルに走るのでしばらく暇していたが、徐々に知っている方や初めて来てくださる方がいらっしゃって、結構びっくりした。1枚1000円のCDを試聴して買ってくださる方もいて、とても嬉しかった。
昔は好きなボカロPに感想を伝えて新譜を買って、ってしているだけの人間だったのに、こうやってそっち側に回っているのを改めて不思議に思った、人間、やればできる。
そしてやっぱりコミケはハレの日、お祭りだと感じた。来る人来る人、カバンの中にどんな戦利品を持っているのか聞き出したいくらい楽しそうな顔をしてやってくる。色々な即売会に遊びに行ったことのある僕も周っているときは笑顔なんだろうな~と思いながら楽しくお話をする。
ちなみに今回は新譜に特典をつけました。
完全に作りたかっただけ。でも評判良かった。エッセイを書くのが好きなのでまた作りたいな!
結局トータルでの頒布数はアルバムとしては上々な感じ。結構な数を刷ったので、長い目で頒布していくつもりだけど、幸先良いスタートだったんじゃないだろうか。お手に取ってくださったみなさん本当にありがとうございました。
空いている時間で少し買い物もした。欲しかったCDが手に入った。いくつか紹介する。
①せなとうた / 瀬名航
仲良しの瀬名君のCD。とてもポップな曲に、素敵な歌声がたくさん乗っていて、聞いていてわくわくする。8bitな音源は僕も使いたいけど、今使うと100%彼に引っ張られるだろうな、ぐぬぬ。イラストもみつきさなぎさんの独特の色使いがとても好きだ。このサムネの黄色一つ取っても、非常に良い色使いをする。いつもイラストが楽しみな方だ。
②Howling! / いちた
いちたさんのアルバム。同じタイミングで1stアルバムを出したけど、いちたさんはギター中心でかっこいい曲とかノれる曲がいっぱいですごい・・・好きなのは「ギターガールゾンビギャップクールシュート」「ウタカタを掬って」。口ずさみたくなるくらい爽やかなのと中毒性があるの。あといちたさんは珍しくnoteアカウントを持っていらっしゃるので良ければ是非。
買い物側としてはやっぱり1日目はほとんど動けずじまいだったので、3日目のレポ―トで面白い戦利品をたくさん紹介できたらいいな。うん、3日目は正直地獄だったよ・・・(つづく)
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