小説 野性時代「野性歌壇」への作歌メモ

 今月は2020年5月号に掲載されるテーマ詠「お風呂」の作歌メモです。
今月はエロネタ方面の短歌も思いつきメモにそのまま書いた後に、これをそのまま公開してもいいのか考えてしまいました。そもそも後で何を考えていたのかを見返すために書いているのだから、反社会的な思考も含めて全部出すべきだろうと思いました。
 短歌投稿にかける時間と本数が増えています。選者の両氏から同時特選を貰うのが当面の目標ではあるのですが、編集方針や他の投稿者との兼ね合いも考えるとそれは難しいことだろうなと思っています。ですが、そのような慣例もねじ伏せるような短歌を沢山作ればいいのだろうとも思っています。

 お風呂と読んですぐに「ソープランド」と連想してしまった。ろくでもないおっさんの発想。昔はトルコ風呂なんて名称だったけど、今の時代からすれば国際問題でしかないな。
一旦、それは外に。今は普通のお風呂を考える。内風呂、旅館、ホテル、露天風呂、スーパー銭湯。洗髪、石鹸、桶、シャワー、バスタブ、カラン、カランってどういう言葉なんだろう。
オランダ語で鶴だったんだ。引っ越し、風呂トイレ別。ユニットバス。
どこに焦点を合わせればいいんだろう。風呂は一人で入るものだろ。
実家の風呂以外に、家の風呂に入ったことがないから、何を考えればいいか全くわからない。
カラン。なんか上手いこと言おうとしてる短歌ができた。これじゃ滑ってるだけ。
そうか、別の人がいるのか。なんか違う。いや、見方が違うのかも。
テルマエ・ロマエ。風呂が繋がっている。おんなじか。同じくか。裸。はだか。だったら全裸。
全裸って面白いな。全裸監督、はネットフリックス。
頭の悪い短歌ができた。文字数は上手くいったけど、どうやって読むんだこれ。
雨が降っている。シャワーと何が違うんだろう。
蛇口からお茶が出てくるところって静岡だっけ。ポンジュース。みかん。どうやって見せればいいんだ。
う、スペースの問題。開けた方がいいのか。前と後ろで違うんだから、開けてみよう。
かぐや姫の神田川という歌。具体的。なくても伝わるか。いや、やっぱり風呂はいれるべき。ひらがなカタカナ漢字問題が。初々しさをどこで表現すればいいんだ。
もっと考えを変えろ。風呂掃除とか。カビ。何かと類似させる。人か、自然か。
熱湯コマーシャル。古いぞ。湯船。あの感覚。生まれ直す。
冬は寒いから、風呂に入ると、もう出たくない。
お風呂を繋ぐ。どうやってお風呂にはいるのだろう。たぶん、そういう他人の差が表現になる。
多様性。ダイバーシティ。
無理に難しい事考えんな馬鹿。才能ないんだから、もっとまっすぐ言葉を見てろ。
背中か。でも使われ切ったモチーフだから、どう見ればいいんだ。
入れ墨。龍とか般若とかいろいろあったよな。ソープランドの短歌も考えておく。もちろん、採用はされないけど、想像力のけじめとして。
上を向く。露天風呂じゃなくても。家の風呂でも上を向く。だから。

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