熱意だけでは教育はできない
こんにちは、はちぽちです。
前回の記事で、日本企業は社員に教育をすべきであるという話をしました。
日本では解雇制度はなじまないと思う
はじめに
僕は日系ファームの他に、自社開発のベンチャーにもいたことがあります。
日系ファームは、終電や徹夜が当たり前でしたが、研修自体は充実していました。というか、明らかに盛り込みすぎでした。
ベンチャーは、当たり前ですが整った教育制度はありませんでした。ただ、スキルセットが噛み合わない状態で雇ってもらったので、最初の一ヶ月はキャッチアップの時間をもらいました。
今回は、現職について問題点を洗い出していきます。
現職はそこそこ大きいSES企業なので、毎年一定数の新人が4月に入ってきます。
彼らは3ヵ月の新人研修とその後9ヵ月のOJTが約束されているので、「新人教育に手厚い企業だ」という認識を持って入社してきますが、その内情はひどいものです。
以下、個人的にだいぶ問題だと思ったポイントです。
新人研修
僕は中途入社なので、以下の話は同僚とトレイニーからヒアリングした内容です。
・ビジネススキル編
3ヵ月のうちどこかで一日使って、名刺交換の方法を学ぶのみ。
OJT開始時、僕は朝の挨拶から指摘しました。
最近は挨拶にも賛否両論ありますが、少なくとも客先配属の新人はやらないとまずいでしょう。
・ITスキル編
JavaとVBAの基本文法を学んだら、あとは自分が好きなものを自由工作するためほぼ自由時間。
誰かに発表するわけではなく、もちろんアウトプットに対するフィードバックもない。
OJT
OJT期間中に身に着けてほしいスキルが、会社から提示されませんでした。。。
唯一会社から指示があったのは、毎日日報を書いて面談をすること。
結局手持ちのノウハウで新人を戦力化し、仕事をお願いしていました。
後日部長に聞いたところ、ここ数年は今の状態が続いていたようです。
教育は先輩社員の好意にあやかって行うものではありません。
最後に
「研修期間があるだけまし」という声は不要です。
僕は、教育がいかに大切かを説いているだけです。
また本記事は、SESがいかにダメかを書いたものではありません。
他のSES企業が同様とは限りませんし、実際現場で一緒に仕事をした他社の方は、とても優秀で非常にお世話になりました。
更に言うと、弊社は教育面では非常に弱いですが、僕は弊社に転職してから貴重な経験を山程させていただき、市場価値が圧倒的に上がりました。
成長する環境は、本当に人それぞれだと感じております。
このあたりの話は、いつか書きます。
次回は、新人に身に着けて欲しいスキルを詳しく書きます。
ではまた。
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