【旅レポ】 その情景が如何に美しくあるか。
おすおす!ふわりです!前回の続きになります!今回は後半に"俳句"が出てくるよ!
前回記事 ▶︎ 好きも嫌いも引っくるめて。
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6時頃に頭痛でオハヨウ。昨晩楽しく乾杯したハイボールに奇しくも完敗。20代前半まではお酒に対して無双状態だった僕も歳には敵わず。
毎度のことだけど、僕の中ではお酒と書いて"後悔先に立たず"と読んでます。
だからって「後悔先に立たず飲みに行こうぜ!」とは言わないけれども。
不幸中の幸いなのが、頭痛だけで吐き気は無い。よし、これなら勝つる!!!ということで7時半頃から活動開始。
外はまだ寒いので、まずは焚き火。着火用の極太マッチを持ってきてたんですが、前日に使い切ってしまったみたいで、カセットコンロの火で点火。うーん、使い切った覚えないんだけど・・・。と思ったけど、ハイボールのせいで昨晩のこと覚えてねえや!
薪が少なくなってきていたので、周辺に落ちていた小枝や枯れ葉の継ぎ足し。あったまりますなぁ。
身体の外から温めるだけじゃなく、身体の内側からも温めますかということで朝のコーヒーブレイク。
手挽きコーヒーで豆をガリガリ。頭はズキズキ。だけどコーヒーポットが可愛くて良き良き。
次第に明るくなってきました。もしかしたら僕は真上を撮るのが好きなのかな。
真上からの真下に目をやると・・・。ややっ、ムネアカオオアリさんじゃないですか。朝から働いててご苦労様です。認識できた個体だけは踏まないようにしました。この子たち大きいんで目立ちます。日本最大のサイズは伊達じゃない。虫は苦手だけど、アリだけは別。
ちょこちょこ片付けを交えながら朝食の準備。
朝はパン。パンパパン。と口ずさみたくなる。ちなみに、パンに何の具材を挟ムニダ?してるのかと言うとタマゴとチーズと韓国のりです。
切れ目を入れたウインナーを焼く。もうこれだけで美味しそう。
早速、完成したホットサンドをパクーっ!!!あっづぅー!!!うんめー!!!あっづぅー!!!なーんてことをして、気付けば10時半を回ろうとしてました。時間が経つの早すぎです。本当にいつもと同じ時間軸で生きてるの?って思うくらいあっという間。
さあ、片付けを済ませてグッバイ!グリーンパークふきわれ!!
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さてここから場所が変わります。前回は、真冬だったこともあって行けなかったところがありまして。
それがこちら、ドーン!!!
「日本百名瀑」にも選ばれた滝です。日本のナイアガラとも呼ばれてるそう。
僕個人としては、滝の凄さを実感するにはやっぱり下から見るものだろうって考えてましたけど、上からでも全然いいですね。ここは滝もそうですが、周辺の景色と併せてひとつの絶景って感じです。
サンキュー!ジャパニーズナイアガラ!と言いながら道なりに進んでいくと橋に辿り着きました。
橋の上から滝があった方へ顔を向けましたが、もう見えない・・・。残念。
ただ見渡せばこの絶景は見れます。はえ〜、凄いンゴ・・・。
橋を渡り抜けると、また山の中へ突入します。
早朝より気温はグンと上がってきているのに、とにかく涼しい。
予想だにしてなかったんですが、観音堂が出てきました。橋を渡り終えた直後くらいから「浮島観世音」と書かれた旗が出てきてたので、まさかとは思ってましたが・・・。
たまたま御朱印帳をカバンに入れていたので、御朱印を頂きました。ほんでもって御朱印待ちしてると時たま聞こえてくる同じセリフ。
「えー!御朱印帳持ってきてないよー!」
ヘイ!通り過ぎていった皆のもの!書き置きもちゃんとあったで!
参拝と御朱印を済ませて、さらに道なりに進むと【詩のこみち】という遊歩道が現れます。全国ふきわれ俳句大会で優秀賞作品となった俳句が歌碑となって、並んでいました。
ビゴーーーーン!!!ここで七咲ふわりの頭で大きな鐘が鳴りました。こういうの大好きな僕なので、全部の歌碑をじっくり見てきました。
全部で47もの俳句がありましたが、その中で読めた俳句で尚且つ「イイなぁ」と思ったものを5つほど。(汚れちゃって読めなかったものや、旧漢字で分からなかったものが半分を占めてました。後者は僕の勉強不足ですが・・・。)
吹割の滝は上から見る滝なので、爪先立ってまで覗きたいって思っちゃいますね。
上五の「こころまで」で、ワクワク感を止められないのがすごく感じられます。
もしかしたら「滝音も容れて少年画布充たす」の7・4・5かもしれません。いずれにせよ綺麗にまとまってます。
キャンパスに少年が描いた絵にはきっと、滝の音を感じられるような素敵な風景が描かれているのでしょうね。
これは上手い。
風の吹く音、滝の流れる音をそれぞれ声と例えて俳句を読んでますね。風の吹く音だけでも人は感化されるし、滝の音を聞くだけで癒される。ふたりの美しい歌姫が登場したかのような俳句ですね。
一匹の蝶が輝きながら滝の上へと舞っていく景色が浮かびます。蝶の背景で流れる滝は飛沫をあげてキラキラと光っていることでしょう。蝶を綺麗に魅せるのは、また美しい滝なのだ。敢えて滝をサブポジに置くのがミソですね。
この俳句が一番好きだなぁ。俳句の醍醐味はその情景が如何に美しく想像できるかってところだと思うんですが、この俳句は下五の岩魚酒で僕はやられました。
奥利根の蒼い星空を、誰と一緒に見て過ごしているんでしょう。もし一人で岩魚酒を飲んでいたとして、その人は何を思いながら星空を見ているんでしょう。
というわけで、吹割の滝を見た僕も一句。
滝口に向かう葉の行く末は、滝壺に落ちたあと瀬に上がってくるかもしれない。はたまた淵に沈んでいくかもしれない。つまり、幸不幸どちらへ転ぶか分からない。
上手くいくこともあるし、失敗することもある。なら臆することなくやれるだけやってみたら良いじゃない。やらぬ後悔より、やる後悔。あとで笑い話にできる日はそのうち来る。そういう意味を込めて俳句を読んでみました。
さぁて真面目に書くのはここまでにして、残る道を進んでいきます。
詩のこみちから出口までは、大体800メートル程度しか無かったと思うんですが、周辺に目を奪われすぎてそこそこ時間を掛けてしまいました。
遊歩道を突き進むと、3箇所ほど観瀑台が出てきます。
ほぼ直角に近い崖から見下ろすので少しばかしの恐怖感。あとちょっと見えにくいでごわす・・・。あとねあとね・・・。
知らぬ間に 第2観瀑 通りゆく
またここで思わず俳句が出てしまいましたわ。
本当に気付かなくて、なかなか第2観瀑台出てこないなーって思ってたら第3に到着してました。
なんなら第3に着いた時も、第3に居るなんて気付いてなかったのよ・・・。おっちゃめー!
ほい、ゴール。
最後は十二様という山の神様が祀られた祠があります。写真は無いよ。(もう僕の記事を毎度しっかり読んでくれてる人ならわかると思うけど、何か一つ忘れるアレを発動しました。)
いや、非常に満喫!!!
1日1回は何か忘れてるふわりさんですが、この充実した2日間は忘れないぜ!!!ふぉう!