JOGURTがもたらす新しい可能性
JOGURT(醸グルト)は、日本の伝統的な発酵文化と現代の技術が融合した、新しい形の食品です。
その特長は、新潟の酒粕と乳酸菌ウオヌマ株の組み合わせにあります。
酒粕は日本酒製造の副産物でありながら、500種類以上の栄養素を含む貴重な食材。
一方で乳酸菌ウオヌマ株は、新潟の雪室で漬物から発見された植物性乳酸菌で、低温でも発酵を進められる特性を持っています。
この2つの力を掛け合わせることで、JOGURTは「醸造文化から生まれた植物性ヨーグルト」という、酒粕の新しい可能性を引き出しました。
JOGURTの特筆すべき点のひとつは、pHを3.5まで下げても酸味が強くなりすぎず、まろやかな味わいを保つことです。
これにより、一般的なヨーグルト(pH4.0-4.5)よりも保存性が高まり、賞味期限を延ばすことが可能になりました。
この特性は、物流や保存の負担を軽減し、ひいてはフードロスの削減にも貢献する可能性を秘めています。
・地域資源を活かした循環の構築
JOGURTがもたらす価値は、単なる食品としての存在を超えていると考えています。
酒粕という地域に根付いた資源を最大限に活用することで、農業や酒蔵を支える「循環」を生み出しています。具体的には、酒粕の需要を高めることで、日本酒製造を支える酒蔵の経営基盤を強化し、それに関連する農業や地域経済全体を活性化する力となっています。
また、酒粕を再発酵させるプロセスでは、乳酸菌ウオヌマ株が重要な役割を果たしています。
この菌株は雪国の伝統的な漬物文化に由来し、地域の知恵と自然環境が育んだ貴重な存在です。JOGURTを通じて、このような地域特有の文化や資源が再び注目され、地域経済と伝統文化が次世代へとつながっていくことを期待しています。
・発酵文化が描く未来
日本の発酵文化は、持続可能な社会を実現するための知恵と技術が詰まっています。発酵は目に見えない微生物の働きによるものであり、その力を活かすことは、見えない資源に価値を見出すことでもあります。JOGURTは、そんな発酵文化の力を現代に合った形で蘇らせた一例です。
酒粕と乳酸菌の力を活かすことで、JOGURTは「おいしい」「体に良い」「地域にやさしい」という3つの価値を実現しています。これにより、人々の日常の中で自然に取り入れられる発酵食品として、新たな健康習慣を提案しています。
・未来への架け橋としてのJOGURT
JOGURTの可能性は、新潟だけでなく世界へと広げていきたいと考えています。その背景には、発酵文化の魅力を活かして、地域資源を未来につなげたいという願いがあります。酒粕を活用した商品開発を進めることは、地域特有の知恵や文化を再発見し、世界中に発信する機会にもつながります。
例えば、JOGURTの賞味期限が長くなる特性は、国内外での流通をより効率的にし、地域産品が遠く離れた場所でも新鮮な状態で届けられる可能性を広げます。
また、JOGURTが持つ自然な甘みやまろやかな味わいは、発酵食品が苦手な方や幅広い世代にも受け入れられる製品としての魅力を高めています。
・発酵の力で未来をつくる
発酵文化の可能性は無限大です。微生物の力と伝統の知恵を掛け合わせることで、新たな価値が生まれます。無数の可能性がある発酵ですが、JOGURTはその象徴ともいえる存在です。
何気なく手に取った1杯が、未来をつくる循環の一端を担っている。
そんな商品を私たちは届けたいと考えています。
JOGURTを通じて、日常に地域資源と発酵が溶け込んでいく未来を、私たちが作っていくことを目標にしています。
まずはJOGURTから。
発酵を持ち帰りましょう。