こどもの薬の処方箋の間違いに気づいた話
私は8歳と6歳の子供がいる、医療従事者でもなんでもない母です。
先日息子に出された薬の間違いに、たまたま気がついたことがあったので、そのとき思ったことを記事にしてみたいと思います。
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薬を出されたのは、6歳の次男。体重はもう25キロを超え、標準よりやや重めというところでしょうか。
以前記事でかいたのですが、水イボと戦っており、服薬している薬がなくなったので、1ヶ月ぶりの受診でした。
1ヶ月前に処方されたのは、水イボのために出されている「ヨクイニンエキス散」が1日5g、鼻水がでてるからと言われて「アレジオンドライシロップ」1日1gでした。
今回の診察では、水イボは痒くて潰してしまったところがあるものの、増えているわけでもなさそうとのことで、引き続き薬で様子見。
鼻水はもうおさまったよね、と思っていたのは母だけで、またしても鼻水出てますねと指摘され。。
つまりまた同じ薬が出るんだな、と思ったらつい、「あの薬苦いんですよね」、と飲んだこともない母が口を出してしまいました。
薬を飲むこと自体は嫌がらない次男が、苦い〜と苦労していたもので。。
すると先生が、じゃあ「アレロック」に変えましょうか、痒みもあるみたいだし、と薬を変更してくれることになったのです。
アレロックは、以前飲んだこともあり、味が大丈夫なのもあって一安心。それでお願いして、処方箋をもらって薬局へ向かいました。
そこでふと、処方箋に目をやって、おや?と思ったのです。
今回処方された薬は、一つは前回と同じ「ヨクイニンエキス散」。もう一つは変更してもらった「アレロック」だったのですが、以前だされた顆粒ではなく、「錠」の記載があり、記憶にあった2.5mgでなく5mgの記載が。。
何が間違っているのかおわかりでしょうか?
正直私は薬の名前はともかく、量についてはどれぐらいが適切なのか、とか顆粒と錠が違うとどうなるの?なんていうのははまったくわかりません。。
たまたま、このアレロックに関してはちょっと前に、量や形状について薬剤師さんに説明を受けたばかりたったのです。
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それは、次男でなく長男に処方された薬でした。
長男はアレルギー体質(と呼ぶのが正しいのかわかりませんが)で、虫に刺されるとものすごく腫れ、強い痒みを引き起こされたり、肌が乾燥すると痒みがでるということで、夏から冬にかけてアレロックを常用しています。
今年の夏が始まった時、先生と相談しながら服用を始めるにあたり、去年もらった薬が残っていたので、それを飲み始めていたのですが、薬が無くなりかけたので新たに処方してもらったら、以前と形状が変わっていたのです。
去年残っていた薬が、顆粒の2.5mg。今年初めてもらったのが錠の5mg。
薬を処方してもらった時、先生にはなにも言われなかったし、いつもの薬だからと処方箋もよく見なかったのですが、薬局で薬を出されてびっくり。
量の変化には気づいてなかったのですが、今まで水に溶かして飲んでいた薬が、突然錠剤になったことに驚きました。
うちの子飲めるのかなと、まず心配に。
そこで薬剤師さんに説明を聞くと、アレロックの錠は7歳から服用でき、長男には問題ないとのこと。
錠剤だけど、OD錠といって口の中にいれて溶かして飲むものだから、そちらも心配ないと。
つまり、残ってる薬を使っている間はちょっと足りていなかったんだね、と先生によく確認しなかったことを反省したばかりだったのです。
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ということで、6歳の次男は当然以前と同じ顆粒だと思っていたものだから、気がついたわけです。
次男は6歳にしては大きく、よく小学生にも間違えられるので、、
量的には体重からして問題ないのかな?
でも年齢で決まってるんだよね?
でも処方箋の見方ってイマイチよくわからないし
私の勘違いなのかな?
とか思いながら、とりあえず薬局へ。
で、出てきた薬がやっぱり長男と同じだったのを見て、私の疑問をそのまま薬剤師さんへ。
薬剤師さんもそうですね、7歳からですね、一応先生に確認してみますか?と言われたので、もちろんとお願いしてみたら、今度でてきた薬は、長男とは違う、だけど錠剤のアレロックでした。。
量は最初にでてきた錠剤の半分量、つまり顆粒と一緒になりましたが。
私はどちらかというと、体重的に量は正しくて、年齢的に形状が間違いなのかと思っていたのですが、量が違っていて、形状はあっていると、、。
結果的に間違っている薬が正しいものに変わったのはよかったのですが、私が疑問に思った「錠剤でいいの?」が特に問題なくて「量はまぁ体が大きいからでしょ」と思ったのが間違いだったという、なんともすっきりしない結末。。
薬って難しいですね。
今回の件で学んだことは、こんな感じです。
・(子供の)薬は、体重だけでなく、年齢でも決まっている(薬にもよると思うけど)
・いつもと同じだからと、去年の薬はそのまま使わない(使うなら量を再確認してから)
・体格が似てるからといって、2歳差のある兄弟間で使い回しはしてはいけない(解熱剤とかあまり使わないけど、お守りのようにおいてある薬に注意)
・薬の名前は覚えておくと、先生と話がしやすい
・子供の苦手な薬は、先生に相談してみるとかえてもらえるかも
この記事が、小さな子供にお薬を飲ませる機会のあるだれかの、なにかのお役に立てれば嬉しいです。