『認知に於ける拡幅と深浅』
『我思う故に我有り』
有名なFranceの
大哲学者デカルトの名句、
認知心理学の分野では
『自者認知』と呼ばれ、
己自身による己に対する
認知の事を指します。
認知心理学の分野では
人が人として存在するのは
人が人だとその人を認知し
始めて人は人足り得るが
基本概念。
人の中には当然自分も
含まれてますから、
デカルトの言葉は
その内の自者認知に該当。
されどこの自者認知は
己という存在に余程の
信頼を置かねば機能せぬ認知で
幾ら己が己を認知しても
第三者が認知されなければ
私は私ではあり得ないという
矛盾が生じます。
多くの場合自者認知は
芸能界や政界等
特殊な職業環境の中で
必要とされる認知欲求。
翻り他者認知は
他者から私自身を
人だと認知されて
私という存在が
確立される認知ですが
問題は認知される幅と深さ、
これが実は問題です。
例えば社会的立場が
自分よりも上に人に
認知されると認知欲求は
かなり満たされます。
これは拡幅です。
これを拡幅型認知と呼びます。
つまり社会的立場が
自分よりも上の人は
当然ながらその人を
人だと認知している人は
とても多くその人が
自分を人だと
認知してくれたら
その人を人だと
認知している人の
認知もその認知に
加えられるからです。
翻り愛する人が
自分を深く認知してくれる、
これは深浅型認知と呼びます。
社会的立場が自分よりも
上の人から認知される
拡幅型認知と違い
幅は無いけれど深さはある。
人はこの幅の広さ
或いは幅の深さにより
満足度を得られます。
然し此処で又、
新たな問題が発生します。
それは期待値です。
社会的立場が
自分よりも上の人や
自分が心から
愛している人から
与えられる認知には
与えられる側の
期待値があります。
それは自分が嘗て
相手に差し上げた認知と
同等かそれ以上の認知を
求める事を期待値と言います。
そして大抵の場合この期待値を
上回る認知は頂戴できないので
人は不満を抱きます。
これが今の社会不安の原因であり
犯罪を生む温床となっています。
回避策として認知器官を
増やす方法があります。
他者認知の場合受ける受容体の
大きさや受容認知器官数により
満足度が変化します。
受容体の大きさや受容体の
認知器官数が増えれば
それだけ期待値を
満たす条件が揃います。
その期待値を増やす為に
必要な事は己の多面性を知る事。
己の多面性を知る事が出来れば
相手に示す面が増えます。
すると受容面積と
受容器官数が増えます。
それにより認知欲求を
満たす事が出来るように
なります。
私はこれからも
この己の多面性を
多く示す事で社会不安や
犯罪の温床をなくす
努力をして行く所存。