老人もネットでゲームをしよう
これまで老人になるというとこんなイメージでした。
一日中ぼーっと動画やネットを見ている
やることがなくて部屋でゴロゴロ昼寝
特に男性はこんな感じになってしまう可能性が高いようですね。趣味と言われてもゴルフなどのスポーツはお金がかかるし仲間がいない。散歩も飽きた。囲碁や将棋?やってる人見たことないし相手もいない。車やバイクはひとりで走っててもだんだんつまらなくなってくる。
僕も似たような感じで、定年後はこんな風になるんじゃないかと不安になります。そんな中で、長く続いている趣味があります。ゲームです。学生時代のアーケードゲームから始まって、ファミコンなどのゲーム機。PCでやるインターネットゲーム。最近のスマホゲーム。時代の変化に応じてさまざまなゲームを経験して、そのどれもが面白かったです。
子供にとってはゲームの中毒性は害悪で、大人にもそれは当てはまります。生活が不規則になり、睡眠不足や栄養失調を引き起こすこともあります。ゲームにはまって人生を棒に振った廃人の話もあります。課金地獄にはまってしまう人もいますね。老人にとっては比較的高リスクな趣味と言えるかもしれません。
しかし、今の僕にとってゲームは救いになるんじゃないかと思っています。コントローラーの操作は、完全に身についていて、信じられないことに高齢となった今もキャラクターを手足のように扱えます。スマホの画面はきついですが、大きな高解像度のテレビに映せば老眼でも問題ありません。
最近のゲームは本当によくできています。チャットなどのコミュニケーションツールが豊富で、画面はとてもきれいです。ストーリーもよく考えられてます。今やっているSkyというゲームは、老若男女が楽しめるように競争をできるだけ排除して、クエストなどのタスクも簡単なものが多く、僕のようなロートルゲーマーにとってはまさに天国。
いろんな国や世代の人が集まるので、海外の中学生と話したりすることもできます。僕が年齢を打ち明けると、最初はびっくりされますが、ちゃんと自立して操作ができていれば、それほど疎まれることもありません。むしろおじいちゃんなのにすごいと言ってもらえます。
ゲームの世界では、外見は自由にカスタマイズできるので、おしゃれを楽しんだり、楽器を演奏したりしながら、若い人達と交流するのはとても楽しいです。体の調子が優れない時にも、心配してもらえるし、専門的なアドバイスをしてくれる医学生などもいます。
最近、Web3.0やメターバースと呼ばれるのがこんな感じのものを指すのでしょう。いずれはこの世界にお医者さんが常駐して、薬局ができたりして、病院に通うのは検査の時だけって感じになるのかもしれません。ゲームの中の自分は自由に元気に動けるので、メンタルな面でもプラスの要素は多そうです。毎日ログインする習慣ができていれば、孤独死のモニターとしても使えそうですよね。
僕の両親にこれからゲームをやれというのは無理ですが、僕がこのまま趣味としてゲームを続けるのはむしろ良いことのような気がします。今まで、ゲームをやっているとなんとなく後ろめたく感じていたのが、ちょっと変わってきたような気がします。
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