196. 我々の行動のすべては、顧客の獲得か、顧客の維持を目的としている。〜ジャック・ウェルチ〜
みなさんこんにちは。
今回は、アメリカの巨大企業、ゼネラル・エレクトリック(GE)の最高経営責任者を務め、「伝説の経営者」と呼ばれたジャック・ウェルチさんの格言について紹介していきたいと思います。
ジャック・ウェルチとは
ジャック・ウェルチさんについてはこちらの記事でも紹介していますので是非ご覧ください。
1935年マサチューセッツ州の鉄道会社で働く車掌の息子として生まれました。
大恐慌の時代でしたが、勉強にも遊びにも熱心に取り組み、
夏の間は、ゴルフのキャディ、新聞配達、靴のセールスとして働き、
ホッケーや野球、フットボールにも熱中しました。
1957年にはマサチューセッツ大学を卒業し、1960年にイリノイ大学で博士号を取り、ゼネラル・エレクトリックに入社しました。
入社して最初はプラスチック事業部の化学エンジニアとして働きます。
そして1972年に史上最年少で副社長に抜擢され、
1979年に副会長に、
1981年に8代目の会長兼CEOに就任しました。
ウェルチさんは、業績の上がらない事業は「改善」や「リストラ・ダウンサイジング」、「合併・買収(M&A)」などをし、業績を立て直しました。
これがきっかけで「ニュートロン・ジャック」と呼ばれるようになったと言います。
ウェルチさんは、1983年から1985年までの間に、118件の買収、新会社の立ち上げ、71の事業を閉鎖しました。
ウェルチさんは次のように言っています。
後にこの強制力のある「リストラ」や「ダウンサイジング」は、
GEでも時代遅れだとして軌道修正もされています。
我々の行動のすべては、顧客の獲得か、顧客の維持を目的としている。
ウェルチさんは様々な施策を行っていますが、
そのどれもが顧客のために動いているということです。
社員を異動させたりするのも、
その社員が思う存分力を発揮し、
その成果で世の中により価値のあるものを提供し、
顧客が喜ぶことで、会社にお金が入っていき、
会社も大きくなっていきます。
その全てはお客様が喜んで買うかが肝になっており、
そのことに全力で取り組んできたからこその言葉だと思います。
どんなものを世の中に提供するか、
そのためにどんなことをすれば良いか、
大変な判断が日々求められるでしょうが、
その中でもいいものを作ることだけにこだわってきたのだと思います。
最後に
今回は、アメリカの巨大企業、ゼネラル・エレクトリック(GE)の最高経営責任者を務め、「伝説の経営者」と呼ばれたジャック・ウェルチさんの格言について紹介してきました。
全ての行動や判断が世の中のために、
顧客のために繋がっているか、
そこだけに目を向けて努力を惜しまずやってきたGEだからこそ、
たくさんの事業を立ち上げ、たくさんのものを生み出してきたのだと思います。
社員も顧客の一人で、
サービスを買っていただくのも顧客、
全ての顧客が満足するようなものを世に提供しているかだけにこだわって、
そのために変えるべきところは変えようとしてきたのがかっこいいなと思います。
自分も求める人生を手に入れるために最大限の努力を惜しまずやっていこうと思います。
それではまたどこかで。