資本主義社会では、病も金です。お金になる病や障害に、人は集まる。
ICD-11で、ようやく複雑性PTSDが掲載されても、いまだに日本語訳は出ていないし、発達障害の支援のように、給付金をもらえる制度がないから、実際に福祉の支援対象になるのは、複雑性PTSDより、遥かに軽度の障害である発達障害。
複雑性PTSDも、障害者総合支援法には含まれるから、A型事業所などの対象にはなるけど、医療が金儲けできるのは、化学の薬が効かない上にケアに時間がかかる複雑性PTSDではなく発達障害。
発達障害は、2004年から法律もできていて20年経つから、求人も多いし、福祉職も積極的に学ぼう!とするけど、複雑性PTSDなど心的外傷を学ぼうとする動機づけや制度があれば、福祉の現場も変わってくると思います。
医療や、製薬会社の利権が世界を牛耳っているから、金儲けにならない複雑性PTSDには見向きもしない。つくづく、世の中、金になるかどうかで動いていると思います。
ただ、法律がないのに、国が予算を出して、行政が支援機関を作っているものが1つだけあります。それは、「ひきこもり」です。ひきこもりの息子が事務次官の父親を刺し殺してしまった事件があって、マスコミが、「ひきこもりは、殺人鬼予備群」であるかのように大々的に報道しました。
それによって、国も動かざるを得なくなった。虐待サバイバーも、もうこれしか方法がないと思っています。
複雑性PTSDの凶悪犯罪は、すでにいくつも起きているけど、マスコミが、児童虐待の被害者だ!と報道しないから、ひきこもりのように、殺人鬼予備群にされて、国が支援に動き出さないのです。銃社会のアメリカでは、虐待サバイバーの凶悪犯罪が、社会問題化しているから、国家をあげて、複雑性PTSDを支援している。
ただ、ひきこもり支援は、DVシェルターのように、20年以上などの支援の実績があるNPOが日本には存在しなかったために、国が予算を出しても、ひきこもりの人の人さらいの悪質なNPOと、補助金詐欺になっていて、実際は、適切な支援はなされていないのですが・・・。複雑性PTSDも、支援の実績があるNPOが、皆無なのです。
※複雑性PTSDについては以下の書籍に詳しく描いています