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「失われた30年」の本質 ~自然×経済~

クジラと日本人と経済


日本人でも「捕鯨禁止の問題」を「自然保護の問題」だと勘違いしている人が多い
ですが、実は、違います
縄文時代から「クジラの民」だった日本人は、アメリカによって、捕鯨を禁止されたのが、昭和の最後の年である昭和63年のこと
平成元年から、日本人は、「クジラの民」ではなくなり、「平成」から時代が急速に狂い、この30年間、GDPは伸びず、貧困者が増大していきました。

平成元年から現在まで起きた日本の根幹を崩壊する事件

「失われた30年」の本質を、経済学者も「目に見える」表面的なことしか解説しませんが、「目に見えない」問題の本質を見極められていない気がしています。

要するに、医者や経済学者など、いくらIQや偏差値が高くても、色んな問題を頭(左脳)だけで考えて答えを出すので、日本のインテリに「文化的素養(左脳優位ではなく右脳も優位)」がない人が多いことが、事物の本質を感受性で捉えられなくなってしまうという弊害がある気がしています。

医者や経済学者など、IQや偏差値が高く、学歴が高い人材が多くても、日本経済を30年も、立て直せていないという事実は、高学歴で社会的地位が高い人たちが、「失われた30年」の本質に、誰も気が付いていないという証左です。

だからこそ、社会的地位や学歴に関係なく、色んな人の意見をインテリは聞いた方がいいのですが、偏差値教育で、学歴が高く、社会的地位が高いために、自分たちが出した「答え」以上のものが、低学歴・社会的地位が低い人間は、持っていないと下に見ている点も、「失われた30年」の本質ともいえるかと思います。

経済を支えている基盤は、精神性(心)

「物・金・学歴」などの経済を支えている基盤は、「目に見えない」精神性(心)だと思います。「貧すれば鈍する」と言いますが、実は逆です。
人間は、貧する前に、精神性(心)の破壊が起きて、貧困になるのです。

縄文時代から続いた捕鯨という食文化が破壊され、精神性(心)を軽視した結果が、「失われた30年」の本質だと私は思います。
捕鯨や、取り戻せない日本の文化はあっても、本来の日本人の精神性とは何だったのか?を今一度、考える必要があると思います。

日本人の本来の高い精神性や心は、今からでも取り戻すことはできると思います。それが、日本人が回復していくために、重要なことだと思います。そうしたことを社会的地位があり、社会に影響力があるインテリの方に、是非とも、発信してほしいです。

コロナの2年間で、1番、良かったことは、〈物・金・学歴〉が重視された時代から、本来の日本人の生き方や、心の大切さ、に気が付いた人が増えて、この意味が感覚的に解る人同士が、繋がっていけたことだと思います。

〈物・金・学歴〉も生きる上で、必要ですけど、それを支えるのは、精神(心)が土台だと思っています。多くの人に、〈目に見えないものの価値〉に気が付いてほしいと感じています。日本復活には、感受性(右脳を働かせる)を取り戻すことだと思います。

左脳は、この世界の連続性(すべては繋がり、すべては1つ)を切ってしまうものだ、と感じています。これについては、また別のコラムで書きたいと思います
以下も、合わせてお読みください。

もともとは、野生動物を専門に研究していましたが、児童虐待の後遺症で、複雑性PTSDという深い〈心的外傷〉に長い年月、苦しんでいます。〈心の傷を癒す答え〉を自分なりに探しています。その結果、答えの1つは、自然にあるのではないか?という結論に至っています。そのため、私の中で、自然や野生動物と、〈虐待の後遺症〉は、深く関連したテーマです。以下、〈虐待の後遺症〉についてまとめた書籍です。精神科医の和田秀樹先生の監修・対談付き。ご興味があれば、読んでみて下さい。

補足説明


虐待の被害当事者として、社会に虐待問題がなぜ起きるのか?また、大人になって虐待の後遺症(複雑性PTSD、解離性同一性障害、愛着障害など多数の精神障害)に苦しむ当事者が多い実態を世の中に啓発していきます!活動資金として、サポートして頂ければありがたいです!!