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大切な人と会える未来のために。

久しぶりに本屋さんで雑誌を買ったら、ビニールではなく紙袋に入れてくれた。

こどものころ、いわゆる“まちの本屋さん”で毎月「りぼん」を買うのが楽しみだったなぁなんてことをふと思い出した。

前にも書いたけど、電子書籍は便利だし、単に情報を収集するには十分だと思うけど。

表紙をめくる瞬間が好きだったりする。わくわくしながらページをめくる。あぁ、続きが読みたいけど読み終わりたくないなぁ、みたいな名残惜しさとか。

本だけじゃなくて、例えばCDをフラゲした日の高揚感といったら!仕事帰りにお迎えしたCDを帰宅してビニール外す瞬間とかやっぱりたまらないんだよなぁ。

(といいつつも、サブスクでスピッツ聞きながら今書いてるんですけどね)


技術が進歩したけど、やっぱり私たち人間はすべてバーチャルの世界では心は満たされない気がする。

音楽は生で聴くのが1番だと思うし、足を運びたい美術展もある。夏恒例の島旅にだって行きたい。

けれど、やっぱりまだまだ不安の方が大きい。

自分自身の欲望が、誰かに迷惑をかけてしまうかもしれない。

自分の大切な誰かを、誰かの大切な人を感染させてしまうかもしれない。

「少しくらい」「自分だけなら」そんな気のゆるみが、大切な人と会える日を遠ざけてしまうなんてかなしすぎる。


半端に残ったコーヒーで懐かしのミスドの氷コーヒーにしてみたり。

気になってたアーモンド効果を飲んだら美味しさにハマりそうになったり。

先の見えない日々だけど、懐かしさと、小さくても新しい出会いと、なによりも自分の「好き」で心を癒して。





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