夜明けのすべてを観た話。
映画を観終わって、映画館から外に出たその瞬間。何故だか目の前に広がる空にはっとするほど心を奪われたような。
何を言っているんだ、と思うと思うけど、この映画が観た人の心に残すのはそういうことなんじゃないかと感じた。
人は誰だって、多かれ少なかれ、大小はあれど、「解決したい」問題を抱えて生きている。10代のころ、大人になればそういった問題に頭を悩まされることは少なくなるんだろうなと漠然と思っていたけど、ところがどっこい、年を重ねれば重ねるほどむしろ増える、というか深くなること