足ることを知ると傷つくことはない

老子道徳経　第四十四章

名と身とどちらを親しむか、身と財産とどちらに蓄えるか、得ることとなくすことどちらが病ませるか。

過ぎたる愛は必ず多くを費やすことになり、多くを抱えることは必ず多くをなくすことになる。

足ることを知ると傷つくことはない。

止まることを知ると危険はない。

ずっと長く続けられる。

名与身孰親、身与貨孰多。得与亡孰病。是故甚愛必大費、多蔵必厚亡。知足不辱、知止不殆。可以長久。