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佐伯市でマンガふれあいフェスタが開催されました!

2024年10/5(土)〜6(日)の2日間、大分県佐伯市さいき城山桜ホール・大ホールで「食」と「マンガ」をテーマにした佐伯市主催のイベント【マンガふれあいフェスタ】が開催されました。

会場の佐伯市大手町のさいき城山桜ホール。JR佐伯駅から車で10分程の場所にあります。


漫画家の先生方の生原画や直筆色紙が目の前に!

会場の大ホール見取り図です。右半分が漫画家の方々の色紙や原画を展示していました。

うえやま とち先生の佐伯市を題材にした回の「クッキングパパ」漫画原稿や、魚戸おさむ先生の絵本「はなちゃんのみそ汁」カラー原画全ページや、倉田よしみ先生の「味いちもんめ」のカラーイラストや漫画原稿、福田素子先生のレシピ漫画が展示されていました。

漫画家の先生方の生原画を真近で見る事ができるなんて…!滅多にない機会を逃してなるものかとここぞとばかりに周回しました。ペンの強弱の入れ方や修正の跡、スクリーントーンを貼った凹凸や絵の具の乗り方、どんな用紙を使用しているかなど、普段紙に印刷されたものや電子書籍で読んでいる時には分からないことが原稿用紙の中にギュッと詰め込まれていました。ずっと眺めていたい…!


漫画学院で学長を務めた木村忠夫先生の漫画家直筆色紙160枚の展示も圧巻でした。あんな先生やこんな先生の色紙がこんな近くで見ることができるなんて…!私は今回展示されていた大場のぼる先生の「11ぴきのねこ」のカラー色紙が本当に大好きで、何回も見に戻りました。絵本そのままだよ〜!曲線がかわいいよ〜!


たくさんの色紙を前に辺りを見回して「え…!?スゴ…スゴくね!?」と思わず声が出ていた漫画好きであろう来場者の方にすごく共感しました。


佐伯市コーナー

見取り図左半分が佐伯市コーナーでした。

佐伯市の展示コーナーでは、募集した漫画の名ゼリフや【食】をテーマにしたイラスト、佐伯市在住の漫画家・福田素子先生、幹夫先生ご夫婦が講師を務めている「まんが寺子屋プロジェクト」受講生の作品の紹介が展示されていました。

まんが寺子屋プロジェクトの展示コーナーにはアナログで描かれた13作品の紹介イラストの下に各タイトルとあらすじが載ったカードが貼られていました。わたしもレポ担当として講座に参加をしているので、受講生のみなさんの紹介イラストは見ていたのですが、どんな内容の漫画かは展示を見て初めて知りました。どの作品も本当に面白そうで「え!?こんな話思いつくの!?」と鑑賞しながらワクワクしていました。


イベント

イラストワークショップ

10月5日(土)13:00~16:30まで会場内で佐伯市在住の作家さんたちによるイラストワークショップが行われました。漫画家 福田素子先生の「コラージュイラストでおいしい絵を描こう!」や、イラストレーターひかにゃん先生の「可愛い女の子を描こう!」と楽しそうなものばかり…!私も「1コマ漫画風イラストを描こう!」で講師を務めさせていただきました。

題名「どれから食べよ〜!」

福田先生の「コラージュイラストでおいしい絵を描こう!」ワークショップに参加して来ました。A4のシール用紙に印刷されたお子様ランチとパフェどちらかを選び、色を塗ってハサミで切ってお皿が貼られた台紙に盛り付けていくというもの。「これは乗せたいな〜」「おいしそ〜!」と同じテーブルのお友達と楽しくお喋りしながら塗ったり切ったりしていると、小学生の頃の図工や工作の時間を思い出してなんだか楽しかったです。途中、参加していた小学生の作品も見せてもらったのですが、シール以外のおかずを付け足したり、アイスに顔を描いていたりと現役小学生の発想力に驚きまくりでした。そうだよね、使うのは提供された塗り絵だけじゃなくてもいいよね…!ということで見せてもらったコラージュを参考にして完成したものが上の写真です。


漫画版ビブリオバトル

10月6日(日)13:00~13:30に会場内で開催された漫画版ビブリオバトル。お気に入りの漫画を5分で紹介しどの漫画が読みたくなったかを投票する(市報さいきより引用)というもので、今回3名の参加者が「ジョジョの奇妙な冒険Part7スティール・ボール・ラン」「おやすみプンプン」「男おいどん」を作中のセリフを熱演したりキャラクターの良さ、話の面白さを熱く紹介していました。


漫画家スペシャルトークショー

10月6日(日)13:30からは、漫画家のうえやま とち先生、 魚戸 おさむ先生、倉田 よしみ先生、司会に木村忠夫先生と補佐に漫画家・福田素子先生の5名による豪華トークショーが開催されました。

木村先生のお話しから始まったトークショー。熱い思いが止まらない木村先生を「先生、お時間が…!」と見事に止めて見せる福田先生の敏腕タイムキーパーっぷりに観覧席から笑いと拍手が。各先生方のデビュー前のエピソードや作品にかける思いなど、とても貴重なお話を生で聞くことができました。

ほとんど完成したうえやま先生に、う〜んと「2」の扱いに悩んでいる魚戸先生、長い沈黙を破りスッと立ち上がり描き始める倉田先生

途中、木村先生発案の「最初にお客さんに模造紙に数字を2つ描いてもらい、その数字を基に3名の先生方が絵を完成させる」というライブドローイングも行われました。

すぐに立ち上がりスラスラと描き始めるうえやま先生や魚戸先生、時間いっぱいまで頭の中で構想を練り最後に迷いなくペンを進める倉田先生。先生によって描き方が全く違っていてただただ凄いなあと見つめていました。

模造紙はトークショーを観覧した3名の方にプレゼントされました。

先生方の直筆サイン入り!


漫画家サイン会

トークショウが終わり15:00からは、うえやま とち先生、 魚戸 おさむ先生、倉田 よしみ先生のサイン会も開催されました。

当日会場の大ホール入り口では地元の二海堂書店さんによるの整理券付きサイン用書籍を含めた物販が行われました。中には二海堂書店さんが出版社にお願いして、あるだけ手配してもらった激レア本も…!

販売前から列が!
私も購入した本にサインをいただきました!


会場の外でも楽しいイベントが!


10月6日(日)10:00からは会場の大ホールの外で、うえやま先生と魚戸先生の漫画に出てくる料理を再現する食育ワークショップや佐伯コスプレフェスタなども開催されていました。

食育ワークショップでは完成した料理を先生方も試食されたそうなのですが、アップルパイを召し上がったうえやませんせいが自分が当時作ったものより美味しかった…!とおっしゃっていたそうです。

佐伯コスプレフェスタもとても盛り上がっていていました。近くを通った小学生が「スゲー!OOがおる!」「え!?ほんとや!」と友達同士で話しているところを見かけてほっこりしました。



終わりに

展示や企画盛りだくさんの2日間。こんなに凄い漫画イベントを県内で体験できて本当に嬉しかったです!


佐伯市の地域おこし協力隊としてイベント準備や撤収などスタッフとしても携わらせていただき、とてもいい経験になりました。関係者の皆様本当にありがとうございました!そしてお疲れさまでした!


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