当たり前の日常がなくならないように
8月はいつも以上に映画三昧の1ヶ月にしようと決めた、、
映画鑑賞するといろんな感情が、綴りたくなる想いがあふれてくる。
普段はあまり観ないジャンルの作品を鑑賞したので、ここでシェアをしたい。
『パンケーキを毒味する』
現在の日本で起こってるリアルが政治漫画と合わさった作品。
ここ最近でいいニュースなんてあっただろうか。
ネットニュース、SNSを開けば飛び込んでくる、コロナ感染者数の爆発的な増加数、選手の努力とは反対でオリンピックの色んな綻び。
事実を隠蔽する、目を瞑りたくなるような事件。
日々飛び込んでくることを受け止めるか、受け流すかは自由に選択ができる。
でも、本当にそれでいいのか、触れたくないことから目を逸らしていいのか。
と思って、本作品を鑑賞することにした。
感想を一言で言うと、
「日本史の中を生きているかのよう」
歴史は繰り返すと言うけれど、まさに今そのときではないかと感じた。
正直、大人として堂々と言えることじゃないけど難しいことは分からない。
ただ昔から日本史が好きだったから、映画の内容がまるで戦前の日本のようで、危険すら感じた。
歴史の教科書でしか知らなかったことが、今まさにリアルに起こってるじゃないか。
嘘、虚偽の文書、メディアのあり方、権力の怖さ、派閥争い
映画の最後には、国民がひつじに喩えられて、何も考えない、何も知らない、でも少しでもアメを与えればころっと信じるとバカにされている。
何も考えない人たちであるほうが、国は動かしやすいから、
黙ってくれてた方がいいんだ。
自由にホットケーキを食べて、自由に語り合うことができることが、気づいたら奪われていることが一番怖いこと。
自分にできることなんて、ほとんどないけど、
ちゃんと考えること、何が起こっているのか知ること。
映画、音楽、本を好きなときに自由に観たり聴いたり読んだりできること。
自由に話したり、書いたりできること。
それが奪われたくない。
ただそれだけ。
でも、その自由が奪われたときに気づいたのでは遅いから。