みんなの「キャリア」防災ガイド【キャリコンサロン編集部】
地震・火事・台風などのインシデント発生に備えている方は多いと思います。でもあなたはキャリア上で発生するインシデントに対しても充分に備えていますか?
皆さん、こんにちは。
じゅんじ@目指せ!50歳からのキャリアコンサルタント です。国家資格キャリアコンサルタントとIT企業マネージャーとの二刀流で活動しています。
キャリアコンサルタントのコミュニティ「キャリコンサロン」のnoteマガジンに参加させていただいております。
私は水曜日担当です。
今週のお題は「みんなの防災ガイド」です。
災害の記憶と言えば、やはり2011年3月11日の「東日本大震災」。
地震の影響により水道が1週間以上使えない状態になりました。
運悪く風呂釜の水も全部抜いてしまっていて、生活用水が全くない状態に。1日中ずっと水を汲みに水道局と家を往復した記憶が残っています。
この時のことを教訓にして風呂釜にはいつも水を溜めておくようにしています。これが私の防災方法のひとつです。
一方で皆さんのキャリアの世界でも災害のような出来事に遭遇する可能性がありますよね?
今回は、万が一、災害が発生した場合にも適切に対処できるキャリア理論を紹介しようと思います。
それが「シェロスバーグの理論」です。
◆転機(トランジッション)について
キャリア理論家であるナンシー・K・シュロスバーグは、
就職、転職、昇進、異動、転勤、リストラ、結婚、出産、失業、退職、病気
などをキャリア上における「転機(トランジッション)」と呼び、転機が起こると次のような変化が起こると述べています。
・人生役割の変化
・人間関係の変化
・日常生活の変化
・自分に対する考え方の変化
適切にキャリア形成していくためには「転機(トランジッション)」を上手にマネジメントしていくことが大切なのです。
◆4Sを点検しよう!
シェロスバーグは、転機を乗り越えるために4つの観点から状況を点検することを推奨しています。
・状況(Situation)
・自己(Self)
・周囲の支援(Support)
・戦略(Strategies)
この4つの観点の頭文字をとって「4S理論」と呼んでいます。
実際にはこのような感じで状況を点検していきます。
◆「4S理論」はキャリアの防災ガイド
「4S」を点検すると、
今がどのような状況なのか?
自分が転機をどのように受け止めているのか?
周囲から支援が十分に受けられるのか?
どのような戦略を持っているのか?
を整理することができます。
さらに「S」の中で極端に低いものを強化することが乗り越えるための戦略につながるのです。
また予期可能な転機については、あらかじめシミュレーションしてみることも可能です。
そう考えると「4S理論」って、
「キャリアの防災ガイド」
みたいに思いませんか?
転機が起こり「4S」を整理してみたいんだけど、どう整理していけば良いかわからない。
という方は、ぜひ我々キャリアコンサルタントに御用命ください。
ではまた!