文芸実践会「俳句」の備忘録
第9回目の文芸実践会は「俳句」だったのですが、実は初めて作りました。もしかしたら小学校とかで作ったのかも知れませんが……
今回のテーマは「夏の季語で俳句を3句つくる」というものだったので、3句つくって持ちよりました。当日は全体の中から好きな句を3つ(特1、並2)選ぶ流れでしたが、自分の句の意図などを説明する時間はなかったので、自分の備忘録として書き残しておきます。
次に俳句をつくるとき「何を考えていたのか」思い出せるように。
1句目「笛の音や子らの背に咲く水うちわ」
昔、娘を連れてお祭りに出掛けたことを思い出して作ってみました。写真を見返してみると「うちわ」を帯に差しているものがあり、それをイメージしたのですが、実際の写真にある「西瓜」は秋の季語になりますし、置き換えて表現するのが難しいので「花の絵が描いてあるうちわ」ということにして、「背に咲く」として表現してみました。「うちわ」ではなく「水うちわ」にしたのは五文字にするためです...…
2句目「ほたる舞う繋ぐ手灯す金の糸」
今年の夏にホタルを見に出かけて撮影をしたのですが、タイミング良く、星空を舞うホタルが金の糸のように写りました。「金の糸」=「つなぐ」とイメージして、家族や恋人がホタルを見ながら手をつないでいる様子をイメージしてみました。文字数がなかなか合わず苦労してつくりました。
ホタルがたくさん飛んでいないと星空と一緒に撮るのは難しいですね。
3句目「波の綾しなる竿先はねる鮎」
この夏、川で鮎を釣っている時のイメージで作ってみました。穏やかに流れる川面は小さなさざ波がたっていて織物のようになっています。波を表現する言葉を探してみると「波の綾」を見つけたので使ってみることにしました。あとは「しなる」「はねる」を掛けてみて五・七・五にまとめてみました。
以上、3句になります。
今後、俳句をつくることがあるかどうかはわかりませんが、機会があった時に見返したいと思います。