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文芸実践会「短歌」の備忘録

第14回目の文芸実践会は「短歌」でした。
短歌は文芸実践会では4回目になるので少し慣れてきましたが、毎回、「短歌って難しいな……」と思い知らされます。

今回のテーマは「1月」だったのですが、必ず「1月」という言葉を短歌の中に入れるルールでした。

文芸実践会は3月に活動を終了する予定なので、これが最後の短歌になる(たぶん?)ので、記念として書き残しておきます。

一首目「積もりゆく甘い想いと白い雪眩しく染まる一月の庭」

雪で白く染まる庭

12月~1月はクリスマスやお正月など楽しい出来事がありますが、1月のある日、雪が積もって眩しく輝く庭を眺めながらそのことを思い出すようなイメージでつくりました。それだけでは面白くないので、積もりゆく恋心を彷彿とさせるような味付けにしました。

二首目「一月の書類も顔も色は青 君の背越しに青い月影」

1月は確定申告の準備を始める季節ですねぇ

これは未提出で未公開の短歌になります。つまりは「ボツ」にしたものです。1月は確定申告の準備で顔色が青くなっている人もいるなぁ……というイメージでつくりました。
書類は「青色申告」で「青」としました。「顔色を青くして確定申告をしている相方の背中越しに青い月が見えた」という内容になります。「青い月」は「Blue Moon」になりますが、それには「叶わぬ恋」と「完全なる愛」のふたつの意味があるので、読み手がどちらで解釈するか…というところなのですが、「月影」としているので不穏なイメージも感じられるようにしてみました。


【コメント】
今回、参加者の方から「単語が多い」「単語を繋げた感じがする」と指摘されたのですが、「ああ、やっぱり!」と思いました。私が短歌を考える時はテーマにあった単語を考えて、それを組み合わせて繋いでいくという方法でつくっていたので、しっかりと見破られてしまいました…
この指摘をいただいたおかげで、外の方の短歌を見る視点も変わりましたし、短歌の奥深さを少しだけ知ることができたような気がします。

機会があれば、いつかまた短歌もつくってみたいと思います。

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