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JTCにはやるためのきっかけづくりが出来る人材が必要だ!

長女は勉強は嫌いだ。でも真面目だから宿題は絶対にやる。

小学校2年生は国語と算数の宿題が出る。新しい漢字や掛け算をきっちり覚えていく。学校の授業はみんなが出来るようにやっているので長女にはちょっと物足りない。

簡単すぎると感じていると油断が生まれる。解き方は分かっているけど問題をちゃんと読まずにケアレスミスをして100点を逃す。

親としては何も言うことはない。もっと難しいことにチャレンジしてほしいなと思ったりするが自分がやる気になってからでいい。

何も勉強だけが人生の全てではない。運動やお絵描きに本を読むこと。自分の未知な領域に挑戦して出来ない事を出来るようになるまで続けていく。

そんなきっかけづくりを親としては作ってあげたい。

次女はお姉ちゃんのやっていることは何でもやりたがる。

5歳にして足し算や引き算に挑戦する。最初は分からないから教えてと騒いでいたが少し教えて要領を掴むとスラスラ解いていく。

簡単に答えを教えずにいると悔しくて泣いてしまう。自分のペースでいいよと伝えても悔しいから必死でやる。

出来るようになりたいという気持ちを小さな子供たちが持っているのは本当に素晴らしいことです。

お友達が何かのコンクールで表彰されたり、一番になったりしたのを見ると自分も取りたいと強く願うようになる。

勝ちたい。一番になりたい。

実際にそういう発言をすることはないが、向上心を強く持っている姿を見るのは親としても嬉しい気持ちになる。


子供は無限大の可能性がある。

誰もが信じていることである。でも大人になるにつれて厳しい現実を直面することになる。

スポーツの才能がない。芸術の才能がない。

受験に失敗する。就活に失敗する。

そんなネガティブな経験も就職して働いているうちに忘れてしまい毎日の生活に忙殺される。

入社式の時に「君たちは将来この会社を背負っていく人材だから!」とか調子いいこと言われたのだって忘れている。働けば働く程社長になるなんて無理だよなと諦めの境地に陥る。

そこそこの人生でいい。そうやって割り切ることが出来れば幸せになれるかもしれない。JTCに所属して真面目に働いていれば会社が傾いたときに転職して何とか生きていける。

真面目にちゃんと働けるというのは強みになる。現状維持かもしれないが幸せは人によって異なる。家族と楽しく暮らしていくために仕事に多くを求めず心を殺してやり過ごすことも選択肢の一つである。

アフターファイブに全力を尽くして人生を楽しむ。うん、悪くない人生だ。

でもちょっと考え直して欲しい。1日の大半を心を無にして過ごすより仕事もプライベートも楽しんだ方がお得感はないだろうか?

時間は平等に過ぎていく。時を止めたり遅らせることは神様にしかできない。

だったら人生を少しでも楽しんだ方がいいに決まっている。

上司に言われたことを一生懸命こなす。お決まりのルーチンワークを完璧にこなしていると気づいたら昼休み。午後からは終日会議に出て残務処理をして帰宅する。

ルーチンワークや会議に追われて心を無くしてしまってないか?

JTCで働いていて仕事を楽しむ。そんなことが可能なのだろうか?

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「僕だって一生懸命やっていますよ!でも知る機会が無くて・・・」

若手の悩みは切実である。コロナを経て現地に直接行って確認するという風習が無くなりつつあるのは残念である。

業務効率化とか働き方改革とか耳障りのいいキャッチフレーズを使い、これまで1人でやっていた仕事を分業化する。

「私は数字の管理だけやれと言われましたので現場の事や顧客の声を知らなくても仕事に支障ありません。」

こんなこと言ったら現場から吊し上げられる。


私は入社した最初の部門は製造部門だった。

「現場も見てないのにどうしてオペレーターへ作業指示が出来るのか?」

現場を見てないと厳しく指摘される。現場のオペレーターや先輩たちはちゃんと私の行動を見ている。まあいいやと思って確認しなかったことはすぐばれる。

怒られて詰められて痛い目を経験して得られることは沢山あった。そういう経験が出来ない若手は気の毒である。

気の毒ではあるが仕事は配慮してくれない。本社の事業部門では毎月事業関係者で会議がある。

会議ばかりしたって利益が上がるわけではないけど情報の共有化って最強の言葉を使って皆を納得させている。

製造や物流に開発部門の進捗状況から事業損益、市況情報に安全・コンプライアンス事例まで多くの内容の共有を行う。

若手だから知らない情報だらけということではない。経験豊かなベテランも分からないことは多い。自分が経験してないことや興味がこれまでなかったことを矢継ぎ早に聞いていくと右から左に流れて終わり。

オンラインミーティングの導入によってJTC社員は怠慢になってしまった。

情報共有化の会議に誰でも簡単に参加できるようになることで参加することに意義を見出す人を量産していった。

一言も発しないしメモを取っても見返さない。この前全体会議で言ってたよね?と指摘すると返ってるのは

「記憶にございません」

開いた口が塞がらない。それなら出なくていいのでは?と伝えると

「みんなが出ているし、情報の共有化は大切です。それにいつか役に立つ日が来ます」

情報の共有化って怖いでしょ?

時間の無駄と分かっていてもみんなが参加して聞いているのであれば役に立つ情報に違いない。私だけ知らないのは嫌だ。みんなと違う行動するのが嫌だ。

何が怖いかって本人たちはサボるためにやっているのでなく、真面目にやっているからである。

テレワークでオンラインミーティングに参加する。今となっては最悪の組み合わせとなった。

隣に質問できる人がいればすぐに聞くことが出来ない。ボヤっとしていたらちゃんと分かっているか?と指摘されることもない。

知る機会を逃すのは勿体ない。だから出来る人間はチャットで有識者にこっそり聞いているし、ちゃんと調べて自分の頭の中に落とし込んでいる。


やる人間とやらない人間の差は広がるばかりである。


多くの会社が出社回帰の方向に舵を切るのも無理はない。

人はサボる。常に自分を律して取り組むことは余程の超人でないと難しい。

チームで出社して仕事の相談しやすい環境を作る。サボりたい気持ちを周りが見ているので抑えられる。

対面で会って話をすると物事が進みやすいという経験は誰しもある。

出社回帰はやらない人間の救済システムである。だから文句を言ってはならない。権利を主張するなら義務を果たして堂々とテレワークを勝ち取ればいい。

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やらない人間と一括りにしているが実際は燻っている人間が多い。

真面目人間なので言われたことを真摯にやる。会議案内の通知が来るから必要だと思って参加する。

それくらい真面目にやることが正しいとされた環境で生きた人間に呪いはかかっている。

なんでこの人たち思考停止しているの?と疑問に思うかもしれないがこれが紛れもない事実である。

偉い人たちだって気づいているので会議案内を出さないという手を使うようになる。この会議に出たいとクレーム言うガッツがある人間はやる側の人間だから大丈夫。何も言わない人が大半なので出なくても問題ない。

自分で自分を律してやれることが理想ではある。理想ではあるが凡人にはそれが難しいのも事実。それならやれる環境を作ってあげる。


きっかけづくりを出来る人になろう。

会社組織で働いているのであれば個人で強くなるよりも皆で強くなった方がいいに決まっている。

大きな仕事になればなるほど自分一人で出来ることは限られて来る。そんなときに任せられる仲間がいることで物事が円滑に進み、顧客に価値提供を行うことで利益を拡大させることが出来る。

知るきっかけを与えて、知りたくなるような仕組みづくりをする。つべこべ言わずにやれ!って指導されてきたことをその人に合った言語で分かりやすく伝えてあげればいい。

自分が必要とされていると感じると自主的に行動できるようになる。自分の発信したことに対してフィードバックを受ければもっと調べようと貢献するようになる。

この人に聞けばいいと気づけば分からないことをそのままにしなくなる。頼れる人がいるって知ることは大事。

パワハラになったらどうしようと恐れて縮こまっていては何も変えられない。勇気をもって一歩踏み出してみよう。


事業をよくしたいという想いは必ず人に伝わる。いきなり会社のために頑張ろう!なんていうと社畜かな?と怪しんでしまうが、自分の仕事を楽にしよう!と言われると悪い気はしない。

会社に忠誠誓う必要なんていない。自分はもう今の仕事を楽しむことが出来ないと諦める必要はない。

変わらずアフターファイブに全力を尽くせばいい。

人の力になりたいと思う気持ちを持つだけで仕事への向き合い方を変えることが出来る。

がむしゃらに行動して汗をかく姿を見れば付いてくるフォロワーは社内に必ずいる。

行動を起こすことで自分の熱を呼び起こし、心を取り戻していこう。


大人にも無限の可能性があることを忘れずに


今回もお読みいただきまして誠にありがとうございます。1月が終わります。地道に積み上げていけるようにこれからもやっていきましょう!


以上、ご安全に!


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