組織を変えるエネルギー
とある教育者さんとの話。
生徒のことを最優先に考え、
生徒が積極的に提案した意見に
対して真摯に向き合う。
そんな
真に正しいと誰でも思うことでも、
これまでの常識に縛られて
歳を重ねた人にとっては、
真に正しいことではなく、
「自分にとって正しいこと」
に基づいて判断をする。
だから、これまでの
常識から外れることはできないし、
真に正しいことに向き合い
行動、意見する人を退けようとする。
コンフォートゾーンを乱されるから、
無意識に反応してしまう。
でも、真に正しいことは「生徒」
であり
「これまでの常識」ではない。
組織の中で、
真に正しいことに目を向け、
意見し行動することは、
無意識の反応に抵抗することであり、
膨大な勇気とエネルギーが必要。
だから、組織という集団を
変えるためには、同じマインドを持った
ある程度の仲間が必要。
エネルギーをある程度の束にしなければ、
過去からの記憶で今を生き、
今の記憶を乗せて未来を生きる
人間の強固なブリーフシステムを
打ち破ることは困難。
ブリーフシステムとは、
自分にとっての真実(信念)の集まりのこと。
つまり、その人そのもののこと。
だからこそ、真に正しいことのために、
それでも行動している人には
熱意と情熱があり、
とても素晴らしいと思う。
これは、教育の現場だけでなく
企業やスポーツなどあらゆる
組織でも同じ。
一旦自分の常識を捨て、真に正しいこと、
組織のゴールに基づいて
考えてみることが大事。
人はみな過去に囚われ、
スコトーマ(盲点)がある。
それを認識しているだけでも
マインドの使い方を変えられる。