私のパートナー
私はネット上で彼氏を「パートナー」と呼ぶようにしている。
それは、私が学生時代にLGBTQsについて研究していたというのもあるし、私自身少しバイな部分があるという思いもある。
でも、それ以上に彼は、私の人生の「パートナー」な気がしてならないから。ついパートナーと呼んでしまう。
このノートを読んでいる方は大方ご存じの通り、私は年金を頂くほどの障害者である。つい最近、障害者手帳も申請した。それに加え、肉体が女性である人間には付き物の生理がとてつもなく重く、ピルを服用しなければ日常生活も儘ならない体をしている。男性諸君から見れば、金もかかれば手間もかかる、面倒な女No.1だろう。ちなみに鳴き声は「死にたい」である。
こんな面倒な女を拾い上げ、育てているのが我がパートナーである。やせ細っていた私にご飯を食べさせ、必要とあらば美容やガジェットに金をかけるよう勧め、生活は俺に任せろと言わんばかりに働き、家事をする。
「なんでこんな取り柄もない人間を拾ったの?」と度々聞く。
「なんでって、こんなに面白い人間いないし、そしたら俺のものにしたいじゃん」と笑って何度も答える。
どうも、私は面白い人間らしい。面白いと思われているなら、面白く生きてみようじゃないか。そう思わせてくれる人間が彼なのだ。生きる意味を与えてくれる。それが「パートナー」と呼ぶ所以である。
彼にとっても私が「パートナー」という存在になってくれると、心のそこから嬉しいのだが。
↑告白された隅田川から見たスカイツリー
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