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物語で英単語 | #013


物語で英単語

「物語で英単語」とは、単語一語や例文一文だけでなく、複数の文章からなる物語を通じて、英単語を効率的に覚えようという学習法です。

詳しくは以下の記事を見てもらえればと思います。

https://note.com/h_sakamo/n/na0664362cb5c

今回は、これまで学習してきた単語を使用した物語を作成し、それをもとに英語を学習してみたいと思います。
物語と一緒に、英単語を覚えていきましょう。


Reflections in Times of Challenge and Resilience

As she sat in her velvet armchair, she was overwhelmed with grief, a sadness she could hardly bear to face each day. The world around her had changed drastically since the epidemic began, leaving her feeling isolated and invalid, as if her life had come to a standstill. Outside, the vibrant city she once loved seemed trampled upon, with empty streets and quiet echoes.

In these lonely days, she found herself ranting in her journal, pouring out her frustration over the confinement and loss. Occasionally, she’d waddle around her small apartment, lost in thought, reliving moments of the past and finding small comforts in nostalgia. She wanted to rave about life’s beauty and vibrancy as she once had, but now, even a small ounce of that zeal seemed out of reach.

Everywhere she looked, others seemed to be struggling too, some with anger, others with sorrow. She watched her neighbors show resilience, and that sight gave her a glimmer of hope. She realized that even in difficult times, she could find a way to stand strong, allowing herself to heal gradually, and not to let the challenges trample over her spirit.

物語のポイント

「epidemic」の社会的・心理的影響の描写

「epidemic」は、物理的な健康への影響だけでなく、主人公の生活や心の変化をもたらす重要な要素として使われています。ここでは、孤独や無力感、静寂に包まれた町の描写が、心に与える影響を視覚的に表しています。

「bear to face」「invalid」「trampled」の使用で心理状態を強調

「bear to face」や「invalid」、「trampled」という言葉は、主人公が感情的に圧倒され、人生の停滞感や無力感に囚われていることを示しています。「無効」や「踏みにじられる」という比喩は、感情的な圧力や挫折感を強調するための効果的な表現です。

「ranting」「raving」「zeal」の対比

「ranting」は怒りや不満をぶちまける行為で、「raving」や「zeal」は人生に対する積極的な愛情や情熱を指しています。これらの単語を対比的に使うことで、主人公がかつての活力を失い、それを取り戻そうとする努力や願望を描写しています。


和訳

彼女はベルベットの安楽椅子に座り、日々向き合うことが耐え難いほどの悲しみに圧倒されていた。流行病が始まって以来、彼女の周りの世界は一変し、孤独感とともに無力で停滞した生活に閉じ込められているように感じていた。かつて愛した活気ある街は踏みにじられたかのように、空っぽの通りと静かな反響だけが響いていた。

孤独な日々の中で、彼女は日記に不満をぶちまけ、閉じ込められた生活や喪失への苛立ちを綴っていた。時々、彼女は小さなアパートの中をよちよちと歩き回り、過去の思い出に浸りながら小さな慰めを見出した。かつてのように人生の美しさや活力を絶賛したいと思っていたが、今ではその熱意のわずかな片鱗さえも手の届かないものに思えた。

周囲を見渡すと、他の人々も苦しんでいるように見えた。ある者は怒りに、またある者は悲しみに包まれていた。しかし、近隣住民が困難な状況の中でも粘り強く立ち向かう姿を見て、彼女は希望の光を感じた。どんな時も、強く立ち続ける方法を見つけ、ゆっくりと癒されていくことができると気づいたのだ。

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