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中央アジアの人々は何を食べているのか。
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「乙武洋匡の七転び八起き」
https://note.mu/h_ototake/m/m9d2115c70116
カザフスタン、キルギス、ウズベキスタン——中央アジアと呼ばれる3カ国の旅に出ていました。正直、どこも日本人にとっては、あまり馴染みのない国ばかり。国名を耳にする機会も、サッカー日本代表がアジア予選で対戦するときくらい、という方も多いのではないでしょうか。
今回、旅に出る前から気になっていたのは「彼らは何を食べているのか」。いずれも旧ソビエト連邦に属していた時代があったため、ロシア料理に近いものが食べられるのかもしれないといったぼんやりとしたイメージはあったものの、具体的な料理はひとつも思い浮かばず。「行ってみてのお楽しみ」状態だったのですが、これが驚くほど美味しかったので、備忘録も兼ねて、みなさんにもご紹介したいと思います。
【サラダ】
サラダで特徴的なのは、ビーツやナスがよく使われること。ビーツとは、ロシア料理の代名詞「ボルシチ」の原材料にもなっている真っ赤な砂糖大根のこと。これを軽く茹でてクリームチーズや松の実と和えただけで、ほら美味しそう!
ナスも茹でたり、焼いたりとよく使われます。下の2枚目の写真は、砕いたトマトとクリームチーズを素揚げしたナスで巻いたもの。トマトの酸味とチーズのコクを、味わいにクセのないナスが一体化させてくれます。
ここまで共通しているのは、すべてチーズが使われていること。そう、中央アジアでは乳製品が食生活を支える重要な役割を果たしているのです。
【スープ】
ボルシチは中央アジアでも食べられているようです。
でも、中央アジアで最もよく食べられるスープが、次の「ショルパ」。羊や牛の肉と野菜が入った塩味のスープ。羊の脂分が多いので、熱いうちに食べないと脂が固まってきてしまいますが、心配ご無用。あまりの美味しさに、あっという間に完食してしまいます。
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