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2024年・よかったモノ

気まぐれに、書き残しておきます。


モノその1 EarFun Air Pro4

夏の遠出の時に、長野の山奥にAirPodsPro2を置いてきてしまった(なんという)私が、次に半信半疑で入手したイヤホンである。
これが、実に音質もよく、ノイズキャンセリングも適度に効いている。
それまでのTaotronicsのイヤホンもとても良かったのだが、肌身離さず利用している。

モノその2 Canon EOS RP

コンパクトを手放し、「しっかりした写真を撮りたい」という思いがわいてきた。Canonのデジカメを長年使っている自分としては、会社が存在する限りCanonで行きたい。(アンチSONYというのもちょっとある。)
でも、ハイエンドコンデジ、生産中止していて、中古品も高い高い。
(以前使っていたPowershotG7X2、数年前に中古を購入した時は5万円だったのに、今買おうとすると10万円超えていますからね…。)

目ぼしい機種を探している中で、これを見つけた。

何より、リーズナブル。
また、過去のレンズ遺産を活用できる。

本体は大手チェーンの中古で良さげなものとEFレンズのアダプターを取り寄せ、メルカリで一番安価な標準レンズと、EFレンズ(前フォーマット)のLレンズを入手し、年末の旅に持っていきました。

こんな画を撮れます。

愛知豊橋・のんほいパークのレッサーパンダ
山中湖の富士山
三峯神社近くでみかけた、シ〜カ

動画撮影機能と連写機能がちょっとショボいといえばショボいけど、そんなに連写を撮る機会というのは自分はあまりなかったりします。
また、動画はiPhoneで今のところ十分事足りていまして…。
じっくり写真を撮る。
この思いを満たせています。


モノその3 ダイソー・ひざ上クッション付きタブレットテーブル

 前にもタブレットテーブルは持っていたが、横幅が長くなかなか使いづらかった。
 でも、これは横幅が程よく短いため、車内の使用にも煩わしさを感じない。なんと言ってもリーズナブル。
 膝に当てる部分の布がちょっとふにゃふにゃのため、穴が開かないか心配だけど、膝の上で、いい感じで「ピタッ」と止まってくれます。
 私は車内用・家用・学校用を買いました。おすすめです。
 在庫が少なくなってきたようですので、欲しい方はぜひ。


モノその4 Kindle Scribe

 迷いに迷って半年。
 ようやっと、入手しました。
 価格が価格なので、ほしいんだけれど、ちょっとなあ…どうしようかな…で、3度ほど見送りした経緯があります。

 これは、すごい。
 Kindleに手書きのメモが残せる。
 

こんな感じで入力できます。書籍は「銃・病原菌・鉄」(上)

 そして、残したメモだけを一覧にできる。

一覧にするとこんな感じ。書籍は同じく「銃・病原菌・鉄」(上)

読書しながら自分の内面に語りかけ、考えるのが好きなのだが、これを、電子で行える。
 横書きは、文中に見えるようにメモを残せるが、縦書きも、併記はできないが、メモは残せる。自分にとっては十分すぎる機能である。

 さらに、他のKindleでも、手書きのメモは参照可能。
 (PCアプリの方はまだ対応していないようである)
 「思考を重ねた読書を行いたい」という方には、おすすめの一品。


書籍その1 朱の記憶 亀倉雄策伝

読み進めるたびに、痺れました。
東京オリンピック1964のポスターを作った人って、どんな人なのだろう
と思って読み始めた1冊。

土門拳・名取洋之助(日本で最も著名な写真家)との関わり
ニコン・NTT・グッドデザインのアイコン…
数々の有名な会社のロゴデザイン

とどめが
「安比高原リゾート(スキー場含む)は、ロゴはもちろん、細部に渡るところまで、氏が手がけた」
というもの。これは、読んでいる最中に「うぉぉぉぉぉ!」と叫びそうになった。

自分の身近なところに、何気なく今でも在る
世界がぐんと広がりました。


書籍その2 子どものために教師ができること

教育書から、これは紹介しておきたい。

数年間、道徳について学んだ。
その学びの中で、一番大切にしている考え方が、余すことなく書かれている。この学校全体・それぞれの先生方が大事にしているのだと思う。
それが「何か」は、読んでつかみ、実践してほしい。

余談だが、機会があったらぜひ試してほしい遊びがある。
「三すくみ」という遊びである。
この本に、かんたんにルールが記述されている。
じゃんけん的な鬼ごっこである。

自分の学級では、2度行った。
1度目は紅白帽の赤白・無帽で行ったが、「どのグループかよくわからない」という声があった。
2度目に行った際には、ビブスを3色用意し行った。
とても好評であった。


映画その1 「ルックバック」

はじめはストーリーに
背景のリアルさに
構図に
光の映り込みに
端々に見える「秋田愛」に
そして
こちらが「深く考えたい」と思う内容にとことん付き合ってくれる
そんな作品。

自分なりの考察
・京本の作品の出現によって、藤本は画力を磨き始め、その成果は辞める直前の漫画に着実に現れていた。
 (体のつくり・描かれている眼のリアルさなど)
 しかしながら、向上したのは、むしろストーリー作りである。
 小学生らしいほのぼのとした冒頭4コマから一転、軽いミステリー調・作り込まれたアイデアがこめられるようになる。その点においても、明示はされていないが努力を重ねているのだと思った。
・京本のはじめの4コマの学校の設定が、なぜ夕方なのか。
 不登校児童は他の児童が登校してから、担任と話を行ったり相談を行うため、学校に来る時がしばしばある。
 朝ではなく夕方なのは、「不登校」を、暗に示すものでもある。
・出会いによって、藤野は、京本を日の当たる場所に連れ出した。
 京本は、藤野の心の扉を開いた。
・重要なシーンで、十字構図となっている。
 メインの背中を向いて描くシーン(冒頭・ラストなど)
 自分が一番大好きな、京本が藤野に大学進学を告げるシーン
 藤野が救急車に運び込まれるシーン など
・職員室の雑然さ・教室内の掲示・そして映り込みのレベルの高さ
 一番すごいと思ったのは、「職員室」のプラスチック札の経年シミの具合

この映画を観て
「四の五の言わずに『とにかくやれ! バカ!』」
が自分の中にさらに染みついた
ような気がします。

映画公開時は毎週1回のペースで観に行き
「よし、またがんばりますかぁ〜」
と気持ちを新たにしていました。


映画その2 ロード・オブ・ザ・リング ローハンの戦い

最も好きな映画「ロード・オブ・ザ・リング」三部作の続編。
しかも、アニメ「精霊の守り人」の神山健治氏が手がけた作品となったら、もう見るしかないでしょ、ということで。

この作品も、光の表現が完璧である。
焚き火の映り込みの表現に、嘘がない。
三部作を意識したコマ割りが随所に見られ、また映画を見直したくなりました。

描かれる女性、主人公のヘラ(王女様)はもちろん、側近の「オルウィン」の生き様が、かっこ良すぎる。

でも、ウルフさん、側近の発言、ことあるごとに無視しておまけに…
側近さん、浮かばれないですよね…。
自分は、「負けると分かっているのにまだ金を注ぎ込み続けるギャンブラー」を想像してしまいました。
そしてヘルム王強すぎ。

「吹奏楽一辺倒」だった数年前を考えると、まるで別人ですな。

それでは、また、気が向いたら、そのうちに。


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