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三河の國 豊田市 松平郷を訪ねて
平成28年6月25日、私は歴史深い豊田市松平地区を訪れました。少し時間が経ちましたが、その記憶は今でも鮮明に心に残っています。
その日の経験を記録として残すことで、私自身、そして読者の皆様にその場の雰囲気を伝えたいと思います。
私が訪れたのは、松平東照宮と高月院の二つの場所でした。.
これらの場所は、松平家・徳川家との縁が深く、そのルーツをなす地域であり、その歴史的な重要性を感じることができました。
松平東照宮は、松平家、そして徳川家の祖とされる松平親氏が城主になった際、氏神である八幡神の分霊を勧請したことが始まりとされています。
元和5年(1619年)には、久能山東照宮(静岡県静岡市)の分霊(徳川家康の御霊)が勧請され、松平東照宮となりました。
その後、大正5年(1916年)に郷内の3神社を合祀し、さらに昭和40年(1965年)に松平親氏の御霊が合祀されました。
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高月院は、愛知県豊田市にある浄土宗の寺院で、松平氏の発祥地とされています。
松平氏の祖、松平親氏は、寛立上人に深く帰依し、寂静寺を松平氏の菩提寺として高月院の名にしたものです。
約600年前、徳阿弥という旅の遊行僧が松平郷の太郎左衛門家の娘婿となり、親氏と名乗ったのが松平氏の初代となりました。
松平親氏公が南北朝時代の西暦1377年に本尊阿弥陀仏をはじめ堂・塔のすべてを寄進してからと伝えられています3。初代徳川将軍家康は松平氏の9代目で、慶長7年(1602年)に寺領100石を寄進しました。
その後、明治維新まで時の将軍から厚い保護を受けてきました。
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